引き寄せの法則で他人のことをどうにかしたいときは

引き寄せの法則で他人を変える

引き寄せの法則は基本的に個人的な願いを叶えるために使われます。
ですが「他人を変えたい」「他人の幸せを引き寄せたい」という人もいることでしょう。
思考の波動を他人に作用させることはできます。
他人のことについて引き寄せをおこなう場合のコツと注意点を見てみましょう。

あなたの引き寄せ現象に他人を巻き込む方法

同調できるかどうかがキーポイント

思考の波動を自分以外の誰かに作用させたい場合、その対象となる相手との同調が課題となります。
たとえばあなたが幸福なイメージを思い描き、ポジティブな気分になったとしてもそれが相手に作用するとはかぎりません。
相手の思考、感情、魂の波長とこちらが発する波長が合わなければ干渉できないのです。

そのため他人をあなたが起こす引き寄せ現象に巻き込むには、まず相手の現在の波動を観察する必要があります。
元気か、落ち込んでいるか。
楽しそうか、つまらなそうか。
明るいか、暗いか。
音楽を聴くときのように、あるいは絵画を眺めるときのように相手の魂のオーラを観察してみましょう。
なんとなくでも感じ取れれば波長を合わせやすくなります。

同調した波動を増幅する

相手の波長を読みとるとき大事なのが、その人の中に前向きな気持ちが少しでもあるかどうかを確かめることです。
他人の中に前向きで自主性のある意欲がわずかでも感じられれば、その波長に同調してあげることであなたの引き寄せ力が相手の力になります。

たとえば落ちこんでいる人を元気にしたいなら、その人の心の中に「元気になろう」としている部分があるかどうかをさぐります。
元気になろうとしている部分が少しでもあれば引き寄せの同調現象を起こせます。

幸せになろうとしている人、何かを克服しようとしている人など、心の奥底に前向き、上向きな感情がかすかにでも感じられれば、あなたのエネルギーを分けあたえることが可能です。
その人と普段どおり会話したり触れ合ったりしながら、あなたが望むその人の幸福をイメージしていればそのエネルギーが相手の波動を高めます。

相手の中にポジティブな感情の「芽」を見つけて、そこに水と日光をあたえて育てるのです。
その水はあなたの言葉や表情から自然とにじみ出しています。日光は相手の幸福を願うあなたのオーラです。
感情の芽は水をあげすぎると根腐れを起こしてしまいます。
少しずつあたえて、ゆっくりと見守る気持ちが大切です。
感情の芽は日差しが強すぎるとしおれてしまいます。
成長に合わせて、眩しすぎない強さで照らしてあげましょう。

ちなみに、この逆をおこなえば「呪い」になります。
相手の暗い闇の部分を見つけ出し、それ以上の闇を自分の中で生み出すことで相手の「負」のエネルギーを増幅するのが呪いです。
呪いは反動があるといいますが、それは実は術をかけるときに相手以上の負のエネルギーを持つことで起こる引き寄せ現象なのです。

意思がない人を変えることは不可能

同調によって起こす引き寄せ現象は対象となる他人の中に高めたいエネルギーの「火種」があることが条件です。
相手の中に自主的に幸福になろうとする意思がなければ助けることは不可能です。
自分で自分を高めようという意思がまったくない人を変えることは絶対にできません。
そういう人の波長は、よりよく生きようとする人の波長を打ち消します。

そんな人のためにできることは何かあるでしょうか?
1つだけあります。
それは待ってあげることです。
その人の中で何かが変わるのを待つ。それがどうしても変えられない人のためにしてあげられる唯一のことです。

-人間関係のための引き寄せの法則