パートナーを引き寄せるための「条件指定」は効果がある?
恋人や結婚相手を引き寄せる方法の一つとして、条件を細かく指定して相手をイメージするというやり方があります。
引き寄せるためには具体的なイメージが必要なので、細かく相手に求める条件を指定する――理に適っているようですが、はたしてこれは効果的な方法なのでしょうか?
その答えは半分イエスで半分ノー。
「パートナーの条件指定」は、最初は効果があります。途中からは逆効果になります。
理想のパートナーを引き寄せるには途中で心のチャンネルを切り替える必要があるのです。
条件指定は初期段階では効果あり
パートナーに求める条件を指定する引き寄せ法は、初期段階では効果があります。
初期段階というのは引き寄せの法則を知ってから、求めるものを明確にイメージし始めた頃です。
初期段階で条件指定が効果を発揮するのには2つの理由があります。
1つは、理想的な相手がこの世界に存在するという信念を潜在意識上に形成できること。
もう1つは、その相手に選ばれる資格が自分にはあるのだと確信できることです。
パートナーをイメージし始める前は「そんな人いるはずがない」という信念が潜在意識上にあった人が、明確なイメージによって「そういう人は世界のどこかにいる」と確信できるようになる。この確信によって大きな引き寄せ効果が生まれます。
この時点では「パートナーの条件指定」は効果があるといえます。
さらに、「たとえいい人がいたとしても、自分が選ばれるはずがない」という信念も、具体的なパートナーのイメージができあがってくるにつれて改善されていきます。
自分にぴったりな相手の明確なイメージができてくると、その人と引き寄せ合うことがむしろ自然だと感じられるようになっていくのです。
ここまでが、条件指定がプラスにはたらく段階です。
パートナーに求める条件の指定をずっと続けていると逆効果になってきます。
それは、条件指定を続けることで相手を「もの」としてあつかようになってしまうからです。
途中から逆効果になる
相手に求める条件の指定を続けていると、次第に恋人・結婚相手として選ぶ相手を「もの」として見るようなります。
人として見るのではなく、もの、つまり道具のように感じるようになっていくのです。
頭では人とものの違いがわかっていたとしても、心の深い部分、潜在意識でそう感じるようになってしまいます。
人間をものとして見るようになるとどうなるか。
同じように人をものとしてあつかう人を引き寄せるようになります。
人を道具(機能)として見ている人の波動が出るようになり、「類はともを呼ぶ」法則が発動、パートナーを一人の人間としてあつかうことができない人をひきつけるようになるのです。
ここまでくると、引き寄せたいパートナーの条件指定は完全に逆効果になっています。
条件(スペック)の一部は満たしているものの人格や言動に致命的な問題がある……そんな人ばかりが周囲にわいてくるようになります。
そうなったら、発する波動の周波数、チャンネルを切り替えるべきタイミングです。
チャンネルを切り替える
理想の相手の条件指定は、
1.「そういう人は世界のどこかにいる」と確信できる
2.その相手に選ばれる資格が自分にはあると確信できる
この2つの信念が持てるまでにしましょう。
そこまできたら、潜在意識が人のものあつかいを始める前に精神的な波動を切り替えます。
波動のチャンネル切り替えをするには、人をものとして見ない練習をします。
人をものとして見ないというのは、人間をたんなる機能として評価しないということです。
「○○をしてくれる人」とか「○○を持っている人」とか、「○○をやっている人」とか「○○の人」という、「○○」に入る条件なしで人を見る。つまり、その人の存在をそのまま「そういう存在」としてあつかう。
それが人をものあつかいしない方法です。
自分自身をものあつかいしないことも大切です。
「私は◯◯じゃなければ価値がない」とか「私は◯◯をしなければ嫌われる」とか、自分を機能、道具のように思わないこと。
このように他人と自分自身をものあつかいしない心構えでいると、波動は変わってきます。
人をものあつかいしない人が見えるようになり、人として向き合えるパートナーを引き寄せられるようになります。
条件指定から出発して、無条件の愛にたどりつく。それがパートナーを引き寄せる方法としては理想でしょう。
波動を切り替えるポイントを間違えなければ、指定した条件以上に満たされる相手との出会いを実現できます。