「いいこと」のパラダイムシフトが運命を変える

“いいことを考えれば、いいことが起きる”――このシンプルな法則には、実は大きな罠があります。
その罠とは「いいこと」の捉え方を間違ってしまうこと。

本当は悪いことを、いいことだと思い込んでしまっている。
本当はいいことなのに悪いことだと決めつけてしまっている。

このように、何が本当に「いいこと」なのかわかっていないと、いいことを考えてもいい結果を引き寄せられません。
「いいこと」を的確に捉えることができれば、いいことを呼び込む思考ができます。

いいことをいくら考えても、いいことが起きない……
そう感じたら、「いいこと」の捉え方、考え方が変えて、運命を変えましょう。

本当は悪い「いいこと」

「いいこと」を見極める上でもっとも重要なのは、本当は悪い「いいこと」とは何かを知っておくことです。
いいことに見えて実は悪いこと。
その特徴は、“短い波”です。
ごく短期間で通り過ぎる喜び、快感、快楽。突発的な出来事。瞬間的かつ偶発的な成功や勝利の体験。
“快”の波動が短い期間に飛び出すように起こる出来事は、いいことに見えて悪いことです。
なぜなら、この手の“幸運”は一瞬で過ぎ去り、逆に不運を残していくものだからです。

たとえば、宝くじの高額当選者はたいてい身を持ち崩します。
ビギナーズラックでギャンブルや投資で勝った人は、そのあとで致命的な大失敗をします。

恋愛で言えば、積極的に言い寄ってくる人がいて「運命の人が現れた!」と浮かれていたら、遊ばれて捨てられる。
急に話が進んで結婚できたと思ったら問題のある人だったとわかる。

お酒を飲んで酔っ払えば気持ちよくなれますが、二日酔いになれば後悔します。

例を挙げればきりがありませんが、とにかく瞬間的な強い興奮をともなうような出来事はいいことのように見える悪いことの可能性が高いです。
興奮する、浮かれる、舞い上がる、飛び上がる――そんな感情をともなう「いいこと」には要注意。
その手の降ってわいたような“幸運”は、それについて考えているときからすでに不運に向かっています。

本当にいいことを見分ける

では、本当にいいことを見分けるにはどうしたらいいのでしょうか。
本当にいいことは、“長い波”です。
短期的に見たら悪いことのように思えても、長期的に見るとものすごく大きな幸運だったとあとから気づけるような小さな、しかし影響の大きい出来事。積み重なって幸福を築き上げていくような、長い目で見たときにプラスになることです。

このようないいことについて考えるとき、興奮はありません。
なぜならその幸運を受け入れる準備が十分できているからです。
身を持ち崩すような“幸運”に興奮するのは、受け入れる準備ができていないから。一種の混乱なわけです。
それとは反対に、受け入れる準備ができている幸運はスッと入ってきます。驚きはありません。

本当にいいことを思うときには「納得感」が心の底からわいてきます。
「これでいい」と深くうなづくような感覚が、いいことを考えられているサインです。
これは、顕在意識と潜在意識の食い違いがない状態。
私たちが宇宙に求めるものと、宇宙が私たちに求めるものが一致しているときの感覚です。

何が本当にいいことなのかわからなくなったら、とにかく長い目で見てみましょう。
ある出来事が幸運か不運かを判断する期間を変えてみるのです。
長い目で見て、今考えていること、今体験していることが納得につながっている様子が想像できたなら、それは本当にいいことです。
悪い出来事があったとしても、それが幸運の長く大きな波のなかでの一瞬の浮き沈みだと気づければ、その悪いことさえいいことのなかに入ります。

このように「いいこと」の捉え方が変われば、人生における選択が変わってきます。
選択が変われば運命も変わります。
本当にいいことを見極めて、すべての不運を幸運に転換していきましょう。

-引き寄せの法則をより深く理解するために
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