運がいい人になるには
運がいい人と悪い人の違いは長期的視点をもつか、短期的視点をもつかの違いです。
長期的視点になるほど運はよくなり、短期的視点になるほど運は悪くなります。
視点の長期・短期の違いが運に関係するのは、並行世界の“数”の影響があるからです。
このあたりについて詳しく見ていきましょう。
長期視点→運がいい人 短期視点→運が悪い人
視点の長短が運の違いを分けます。
これはどういうことかというと、報酬をあとで受けとるか、いますぐ受けとるかの違いです。
株式投資に例えるなら、ゆっくりと上昇を続ける銘柄を持ち続けているのが運のいい人、途中の細かい上下に振り回されているのが運の悪い人となります。
あとあと幸運のさなかにいたのだと気づけることでも、目先の状況にとらわれると不運に翻弄されてしまうのです。
いかに長期的視点に立って、いまを幸運の一部とみなすか。幸運の一部である不運に振り回されずにいられるかが、運がいい人になるためのポイントです。
つらい状況にあるときに不運(に見える一時的な状況)を幸運の一部だと考えるのはむずかしいことですが、別の時点の自分の視点を意識することで現状を乗り越えやすくなります。
別の時点にいるもう一人の自分の存在をイメージして、そこから現在を眺めるようにしてみましょう。
現在を過去として振り返るような気持ちで見つめるのが、別の時点の自分の視点を得るコツです。
別の時点の自分によって現在の自分が観察されると「運がいい人」としての自分がいる世界が増えていきます。別の時点から見れば現在の自分が幸運のなかにいることがわかるからです。
こうして「運がいい自分」がいる並行世界の数を増やしていくことがあらゆる時空間における開運につながります。
「運がいい自分」がいる並行世界の数を増やす
長期的視点で物事を考える、つまり別の時点の自分の視点で現在を観察できるようになると並行世界上に「運がいい自分」が増えていきます。
長期的視点で物事を考えるとあらゆる時点が幸運の一部として観察されるため、運のいい自分がいる世界線が増えやすいのです。
同じような運命をたどる世界の数が増えていくと、運命全体がその数の増えた運命に引き寄せられていきます。
その一方、運が悪い人=短期的視点の人はいい運命の数を増やせません。
短期的視点におちいると一発逆転思考になります。たった一度の行動、たった一つのきっかけで何かが変わると錯覚してしまいます。その結果、繰り返し同じような失敗にぶつかる運命がまばらに生まれるだけとなってしまうのです。
一瞬での成功、一夜にして大逆転、といったイメージでは複数の運命全体を動かすだけの質量をもつ並行世界を生み出せず、運が変化しません。
幸運な出来事のイメージが、不運にとどまる人の視点そのものなのです。
長期的視点=複数の時空間に存在する自分の視点を意識しながら幸運のなかにいる現在の自分を観察して、運がいい自分がいる世界を増やしていきましょう。