「すでに叶ったように」感じることと「期待する」ことの違い
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期待しても現実化しない理由
引き寄せの法則では実現したい願望をイメージして「すでに叶ったことのように」感じると現実化すると言います。
しかし「期待」するとなかなか実現しません。
「すでに叶ったように」感じるのは執着を手放すためです。
「期待する」と執着になります。
期待するのは「叶っていない状態」の思考です。すでに実現してしまったことは期待したりしないからです。
期待することで「まだ叶っていない」という欠乏状態の思念を宇宙に送り出していることになるのです。
これが「期待する」と引き寄せの発動が遅れる理由です。
スピリチュアル本の重大な誤訳
引き寄せの法則やスピリチュアルに関する本は訳書が多いです。
あるいはその訳書に学んだ人が翻訳に使われた言葉をそのまま使って書いたものです。
それらの本は素晴らしい知恵を私たちに与えてくれますが、一点だけ読むときに注意したいことがあります。
それは「予定する」というくらいの意味合いで使われた「予期する」という言葉が「期待する」と訳されてしまっていることです。
微妙な言葉のニュアンスの違いなので誤訳とは言い切れません。しかし引き寄せの法則を成功させる上では、積極的で確信的な予期と受け身の希望的観測としての期待を混同することは致命的な誤解であると言えます。
この分野に関する本を読んでいて「期待する」という言葉が出てきたときは、「予定する」と読み変えると引き寄せを加速させるコツがつかみやすくなります。
期待することの危険性
期待すると執着が強まり引き寄せが発動しにくくなります。さらに望まない結果を引き寄せてしまうという危険性も…。
出会いを期待すると…
出会いを引き寄せるときは特に期待することに注意が必要です。
期待すると相手の本性が見抜けなくなります。
「こうであって欲しい」
「今度こそ理想の相手のはず」
このような期待を抱いて引き寄せた出会いは期待外れの結果に終わることが多いのです。
期待してしまうと潜在意識のフィルターが目詰まりを起こしてしまい、本当に良い人かどうか見抜けなくなるからです。
臨時収入を期待すると…
お金を引き寄せるのに失敗する理由の多くは臨時収入を期待することです。
臨時収入を期待すると潜在意識に「私はお金がない！ 切羽詰まっている状態だ」とすり込むことになります。
逆説的ですが期待しなくなるほどお金を引き寄せる力が強まります。
健康を期待すると…
健康を期待するとかえって調子が悪い時期ばかりに意識が集中することになります。
悪い時期ばかり意識していると不調を引き寄せてしまいます。
健康を引き寄せる場合、「期待せずに前向きに」という一見矛盾した態度で不安や焦りを手放していくのがコツです。
期待の裏側には焦りがある
期待する気持ちの裏側には焦りがあります。焦ると執着が生まれます。執着すると引き寄せが発動しなくなります。
焦りは潜在意識の働きを弱めてしまい、執着は波動を鈍化させます。
いかに焦りを手放していくかが引き寄せを加速させるポイントなのです。
焦りを手放すにはどんな方法があるでしょうか？
焦りを手放すにはリラックス
焦りを手放すには心身をリラックスさせる必要があります。
精神的に落ち着けないときは身体をリラックスさせると効果的です。
リラックスした状態で視覚化をおこなうと思考の波長が引き寄せる状態にチューニングされます。
コツはしっくりくる感じをつかむことです。
あなたの思考の波動と宇宙の周波数が合うと「これだ。これでいいんだ」というような納得感が心で感じられるはずです。
このしっくり感、納得感をつかめると焦りが消え、引き寄せの効果が発動し始めます。