新しい手帳を買ったら願望の棚卸しを

目標を手帳に書く女性

新しい手帳が店頭に並ぶ季節になりました。
手帳の買い替え時は「願望の棚卸し」をするのにいいタイミングです。
願望の棚卸しついでに不要になった願望の大掃除もできます。
「ほしいものリスト」や「したいことリスト」をすっきりさせて願望実現エネルギーの循環をよくしましょう。

願望の「今の価値」を確認する

棚卸しは商品などの在庫数と品質を確かめて現在の価値を評価する作業。
願望の棚卸しは今自分が抱えている願望と、その願望の「今の価値」を確認する作業です。

願望は形のないものですが、心の中に置いておくうちに品質が変わったり、自分にとって価値のないものになっていたりするのです。
定期的に自分が持っている願望のリストを確認することで、願望の“不良在庫”を見つけることができます。

願望の棚卸しをすると次のようなメリットがあります。

  • 捨てるべき願望がわかる
  • 今の自分にとって重要な願望がわかる
  • エネルギーの無駄使いがなくなる
  • 自分を見失っている状態から回復できる
  • いいタイミングで引き寄せが発動するようになる

願望リストの大掃除

願望の棚卸しは願望の大掃除と一緒にやってしまいましょう。

まずは「ほしいものリスト」「やりたいことリスト」のチェックです。
夢ノート、ヴィジョンボードなど、願望を列挙したリストを点検します。
それらの願望一覧から「もういらないかな」と感じるものを除いて、新しいリストをつくっていきましょう。
願望の優先順位も変わっているはずです。

日記やメモなども振り返ってみると、自分の思考の変化が見えてきます。
ほかにはウェブブラウザのブックマークを整理すると、もう興味がなくなった願望が浮かび上がってくるはずです。

不要になる願望というのはかならず出てきます。
それを掃除すると今の自分にとって重要な願望のほうにエネルギーが向かって、自分にとって大切なことが実現しやすくなります。

本当の願望だけ揃うと心が落ち着く

「絶対に叶えたいと思っていたけど、今はもうあまり魅力を感じない……」
「この願望を持ち続けること自体がつらくなっている」
このような願望を見つけたときは、素直に自分の今の心にしたがうのが正解です。

こうした願望は、多くの場合、何かの影響を受けて抱いた願望です。
自分の中からわいてきた願望ではなく、他人の影響を受けてできた願望が“不良在庫”になりやすいのです。

SNSなどで他人の影響を受けるとき、脳は興奮状態になります。
つまり、自分を見失った状態になるわけです。
自分を見失いながら抱いた願望は、冷静になってみると本当は不要だと気づきます。

一方、自分の中からわいてくる願望に大きな興奮はありません。
自分を見失わないので、落ち着いていられるわけです。
もちろんまったく自分の外側からの情報に影響されていない願望はないでしょう。誰でもある程度は他人の影響を受けています。しかし、本当の意味で自分の願望となる場合は、そっくりそのまま他人と同じものを求めることはありません。

本当の願望だけでリストが埋まってくると心が落ち着いてきます。
変にハイテンションになったり、自分を奮い立たせる必要がなくなってきます。
その状態になれると、意識(思考・意思)と潜在意識(無意識)が一致してきます。
自分にとって本当に大切なものが、自分にとっていいタイミングで入ってくる状態——引き寄せている状態になれるのです。

-引き寄せの法則をより深く理解するために
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