「お金持ちになった人」になるには「もともとお金持ちだった人」を参考にしてはいけない
「お金がある」と思い込んでもお金持ちになれない理由
お金持ちになっている自分を引き寄せるには、すでにお金持ちになっている自分の存在を確信することが重要です。
しかし、この“すでにお金持ちになっている自分”のイメージをつくりあげるときに問題が発生することがよくあります。
その問題とは、お金持ちになっている自分をイメージしようとして、生まれながらにもともとお金持ちだった他人を参考にしてしまうことです。
もともとお金持ちだった人を参考にすると自己像が現実化するイメージの波長とずれます。
なぜならもともとお金持ちだった人はお金持ちに“なった”わけではないからです。お金持ちに“なる”運命にはつながっていないのです。
もともとお金持ちだった人を参考に自己イメージをつくりあげていくと、お金持ちになる人の思考が欠けます。
お金持ちになった人をリアルに想像していく過程ではお金持ちになる人の思考が形成されます。もともとお金持ちだった人を参考にしても、お金持ちになる人にそなわっているはずの思考と習慣が吸収できません。
つまり、お金持ちになるべくしてなる人が持つ運命的必然性が欠落してしまうのです。
もとからお金持ちだった人にあこがれて「自分もそんなふうになりたい」と思いながら思い浮かべた自己像は“お金持ちにあこがれているだけの現実”を生成してしまいます。
自分にとっての現実となるイメージにはならないのです。
「お金がある」といくら思い込んでもお金がない状態が続くのは、お金持ちの他人の状況をイメージしてしまっているからです。
お金持ちになっている“自己像”をつくりましょう。自己像は現実化できます。
お金持ちの“他人像”を自分にかさねないようにしましょう。他人のイメージは自分の運命を生み出しません。
セルフメイド・ミリオネアになっている自己イメージをつくる
お金持ちになっている自分をイメージするなら、自分の力でお金を得られるようになっている姿を想像しましょう。
セルフメイド・ミリオネアという言葉があります。セルフメイド、つまり自分で金脈をつくりあげたお金持ちです。
偶然お金持ちだった人ではなく、必然的にお金持ちになる人物のイメージをつくりあげていくのです。
そのためにはお金持ちになっている自分の思考法と行動パターン、つまり習慣を中心にイメージを固めていきます。
お金持ちになっているはずの自分が必然的に考えているはずのこと。必然的に繰り返しているはずの行動。それらについて徹底的に考えていけば、必然的にお金持ちになっている自分像が浮かび上がってきます。
そして表面的なお金持ちのイメージは徹底的に頭のなかから排除していきます。
世の中にはお金持ちの誤ったイメージがあふれています。見せびらかすような散財、SNSでの自慢、漫画やドラマにおけるお金持ちのキャラクター、そういったものに影響されないように注意しましょう。
お金持ちだった人はお金持ちになる方法を知らない
もともとお金持ちだった人はお金持ちになる方法を知りません。
なぜなら、もともとお金持ちだったから。
そしてもともとお金持ちだった人はお金が“ない”状態も知りません。
もともとお金があったから。
そういった人たちがお金持ちになる方法を教えていることがあります。しかし、そこにはお金がない人をお金持ちに変える知恵は含まれていません。
お金持ちになっている自分を確信するためにもともとお金持ちだった人が発信する情報を参考にする人もいるでしょうが、それがお金持ちになっている現実を遠ざける原因となっています。
すでにお金持ちになっている自己イメージと、もともとお金持ちだった他人のイメージ。
この二つの混同を避ければ、現実化するお金持ちのイメージを思いえがくことができるようになります。