ステージが上がる前兆 次元上昇のサイン
ステージが上がる前兆は“見え方”の変化。
今まであなたが見ていた世界が違う意味を持つようになります。
なぜ見える世界が変わるのでしょうか?
そして変わった世界はどのようにしてあなたの魂のレベルの次元上昇につながるのでしょうか?
“気づき”がステージが変わるサインです。
ステージが変わる前兆
ステージ上昇が始まる直前、あなたが見る世界が変わります。
昨日までと同じものを見ても、その物質や情報が持つ意味が変わってくるのです。
目が覚めたように理解できることが増える
とつぜん、理解できることが増えます。
毎日眺めている世界。あらゆる場所にあふれる情報。今まで素通りしていた情報が頭の中で弾けるように、とつぜん情報が持つ本当の意味がストンと腑に落ちます。
例えると今まで分かっていなかった外国語の意味がいきなり分かるようになる感じでしょうか。
大げさに言えば脳内でビッグバンが起きます。
問題の突破口が開きだす
ずっと知っていたはずのことを本当の意味で知ることになります。
分かっていたはずのことが実は分かっていなかったのだと気づきます。
その結果、これまで抱えていた問題の突破口が見つかるようになります。
氷の塊がとけるように、目の前に立ちふさがっていた壁が崩れていくでしょう。
今まで好きだったものが楽しめなくなる
ステージが上がると自然や美術作品の美しさを強く感じるようになります。
その前段階として、商業的な創作物に興味がなくなるという前兆があります。
「今まで好きだったものが楽しめなくなった」と感じたらステージが変わるサインです。
断捨離で人生が好転する理由
要らない物を捨てると人生が好転すると言われています。
物を捨てるというのもある意味で次元上昇の前兆です。
不要なものを見きわめて処分できるようになる。
愛着があったものを手放せるようになる。
その心境が新しいステージの手前に来ているサインというわけです。
人間不信になる
ステージが変わると他人の本性が見えるようになります。
表面的な要素にまどわされることなく言葉や表情の裏側にある真意に気づくようになります。
その前兆として人間不信になる人は多いです。
今まで親しくしていた人を嫌いになることもあります。
他人を避けたくなることもあるでしょう。その結果として旅に出たくなったり、引っ越す人もいます。
SNSをやめたくなる
SNSをやめたくなるというのも次元が変わるサインです。
ステージが上がった人は自分の軸をしっかりさせて生きるようになりますが、SNSは他人の軸を中心に回っている世界だからです。
友達がいなくなる
ステージが変わるときに友達がゼロになるのはよくあることです。
合わなくなった友達と縁を切ることをためらう必要はありません。無理をして付き合っているとエナジーバンパイアになってしまいます。
恋人と別れる
人によっては付き合っていた相手と別れるということもあるでしょう。
表面的な魅力に興味がなくなってきますので、中身がない相手と交際していた場合つらくなってくるはずです。
新しい次元に連れていけるパートナーであれば一時的に別れても次のステージで復縁できます。
世俗的なことを馬鹿ばかしく感じるようになる
精神のレベルが上がると達観したような気分になります。
本当にレベルが上がっていると高尚さと謙虚さが同時にそなわるので周囲に合わせることはできますが、世俗的なことや大衆的なことに興味がなくなってきます。
精神的に未熟な思春期にも同じように達観したような気持ちになることがありますが、精神的に成長したときとの違いは低レベルなものを嫌悪したり見下したりしなくなることです。便宜上、上下・高低という言葉を使っていますが、感覚としては世界が横に広がる感じです。
ニュースやゴシップに興味が失せる
マスコミの扇動に不快感を覚えるようになります。
ニュースを見なくなったり、芸能人のゴシップに興味がなくなります。
流行に興味がなくなる
流行に興味がなくなります。
積極的に楽しむ態度であえて流行を取り入れる、というのは成熟した人の心の柔軟性ですのでステージが上がっても続けられます。
しかし消費を煽るだけの宣伝には流されなくなります。
文化的価値のある流行と社会病理としての流行を見分けられるようになるということです。
躁鬱と次元上昇の違い
心の悩みに詳しい方ならステージが上がる前兆と上がったあとの世界の見え方を聞いて、
「それってただの躁鬱では?」
と思うかもしれません。
物事や他人に興味を失ったり、かと思えば突然ひらめいたり景色の美しさに感動したり…。
躁鬱との違いはアップダウンの激しさです。
ステージ上昇は短期間に激しくアップダウンを繰り返すことはありません。
ほとんどの場合、低いステージと高いステージの境界をゆるやかに行ったり来たりしながら昇っていきます。
そしてある程度の高さまで来たときに景色の違いに気づくのです。
次元上昇の前兆を噛みしめる――落ち込み、自己嫌悪、孤独を受け入れる
スピリチュアルな意味でステージが上がる前兆として自己内省が強くなる、ということがあります。
“気づく”力の向上こそが次元上昇のサインですので、さまざまなことに気づきやすくなると自分自身についても色々気づいてしまうのです。
気づきと反省の日々……つらい時期ですがここが一番大事なときです。
落ち込む自分を受け入れる
落ち込むのは上昇の前兆です。
無理に気分を上げようとする必要はありません。どっぷり浸ってみるのです。
浸るといっても溺れてはいけません。
落ち込んでいるときに「いま私は落ち込んでいるなぁ…」と言ってみる。そうすると溺れません。
自己嫌悪と向き合う
魂のステージ上昇には人格の向上が含まれます。人格を磨くのは自己嫌悪です。
次元上昇する前には自己嫌悪が強くなります。いままで他人に向いていた否定的な感情が自分に向かうのです。
私たちの精神はなんでも他人のせいにするようにできています。他人のせいにすると自分を責めなくて済むのでストレスが減り、脳が楽できるからです。
しかし“上に行く人”は気づきます。すべては自分次第だということを悟ります。
その最初の段階が自己嫌悪です。
とことん自己嫌悪してみましょう。
その先には本当に自分のことを好きになれるステージがあります。
孤独を楽しむ
ステージが変わると付き合う人間が変わります。人間関係が入れ替わる途中で孤独な期間があります。
他人に振り回されたり惑わされたりしない貴重な時間です。楽しみましょう。
おすすめしたいのはこのアファメーション。
「孤独はいいことだ」
この言葉を心に刻みましょう。
魂のステージが上がるときのイメージをつかんでおく
魂のステージが上がるときその境界線を知覚することはできません。
「上がる」という言葉のイメージが魂の成長の障害になります。
成長は階段をのぼるようなイメージや、天にのぼっていくような雰囲気で表現されることがよくあります。
しかし地平線上に空が見えるように、成長は平たんな軌跡の先にあります。本当の変化は知らないうちにおとずれているのです。
魂のステージが上がるとき変わるのは自分の周りの景色です。自身の変化に気づくのはずっとあとのことになります。
魂の変化をスムーズに受け入れるためには「上昇」という言葉の印象にとらわれずに次の世界の感覚をつかんでおく必要があります。
「上昇」という言葉のイメージから離れる
「上がる」というのは下の次元にいる人の感覚です。
階段をのぼるようなイメージです。
しかし成長はいつのまにかおとずれています。すでに上がっている人にとってはその次元が現在地。上がったとは感じません。
次元は1から順番に数字で表されるために、言葉の印象のせいで上下という階層でイメージされがちです。
ですが上下ではなく、並行ととらえるほうがイメージとしては近いです。
上下、つまり立体的にイメージをしてしまうのがすでに3次元的な発想なのだということに多くの人が気づいていません。
よくある天から光がさしてくる天使の画像や、宇宙を見上げている写真。そういうイメージが魂のステージ、次元のとらえかたを誤まらせています。
私たちの魂が向かうのは“上”ではありません。しいて3次元的な言葉で表現するなら“横”なのです。
窓の外の景色が変わっていくように世界が姿を変える
よく「自分が変われば世界が変わる」と言います。自分の視点を変えれば世界の観えかたが変わるということです。
ところが、魂のステージが上がるときは「世界のほうが変わった」感覚になります。
たとえば車に乗って居眠りしていて、目覚めたら窓の外の景色が違っている。そのような感覚です。
自分はシートに座っていて動いていない。実際には車に乗って移動しているのですが、じっと座っている。
世界のほうが動いていると感じるわけです。
それに対して、自分が変わることで世界が変わるというのは、小さな子供が背伸びして窓の外を覗こうとしているようなものです。
背伸びしている間、一瞬だけ新しい世界が見えたような気にはなれます。でもまたもとの位置に戻ります。
「上昇」「アップ」という言葉のイメージにとらわれていると、窓の下でピョンピョンとジャンプを繰り返す子供のように、高次元の世界が見えているつもりでも現在地はまるで変わっていない、ということになります。
自覚できていない状態こそ本当に魂が成長している証拠
本当に成長していると自分では気づけません。
いつのまにか違う世界にいる。いつのまにか別の次元にいる。まったく動いていないように見えて、気づかないうちにはるか遠くまで来ている。
変化を自覚できていないことが本当に成長している証拠なのです。
しばらくして振り返ったときにようやく以前とは違うレベルに達していることが分かります。
成長期の子供が自分の身長が伸びたのを短くなったズボンの丈をみてはじめて気づくのと同じです。
身長が伸びた子供は「服が自分に合わなくなった」と言うでしょう。「自分の身体が服に合わなくなった」とはなかなか言わないはずです。つまり、世界のほうが変わったという感じかたです。魂のステージが変わるときも同じような感覚です。
子供ほど「自分は大人だ」と思いたがります。大人になった証を求めます。
成熟するほど人は謙虚になります。自分がまだ何も知らないのだということを知っていきます。
魂のステージもそのような成長の軌跡をたどるのです。