引き寄せに必要な自愛のやり方 「まず自分が幸せになる」ことの大切さ
Contents
あなたは幸せになってもいい
幸せになることに罪悪感を感じるあなたへ
引き寄せのコツをつかんできたあなたは少しずつ経済的自由、理想的な結婚相手、夢の実現に近づいていることでしょう。
実現できる願望が大きくなってくると、「私が幸せになってもいいの?」と落ち着かない気持ちになる人もいるはずです。
感受性が人一倍強くやさしいあなたは、幸せになるのが何か悪いことのように感じてしまうかもしれません。
「利己的になるな。他人のことを第一に考えるべきだ」
私たちはそう刷り込まれて生きてきました。
「あなただけ幸せになってもいい」と言われてもそんな考え方には抵抗感を抱いてしまいます。
しかし“みんなが”自分だけ幸せになったとしたら、みんなが幸せになれます。
人が本当に自分自身の幸せを考えるとき、そこにはかならず他人の幸せを願う気持ちも含まれているからです。
まず自分を満たさなければ他人を満たすことはできません。
自分も他人も幸せにするためには、自分を満たすことから始めましょう。
あなたが幸せになることで世界が幸せになる
自分を許すことができると他人を許せるようになります。
自分のことを愛せるようになれば、他人をもっと深く愛せるようになります。
1人でいて楽しめる人は、2人でいても3人でいても楽しめます。
自己実現をしている人は他人に嫉妬しません。
人間関係でも仕事でも、お金や生活のことでも、まず自分を許してあげることで他人の幸福を心から祝福できるようになるのです。
あなたがリッチになれば、その豊かさを他の誰かとシェアすることができます。
あなたが健康でいれば周りの人たちも元気になります。
本当に愛し合っている夫婦の影響で新しい幸せなカップルが生まれます。
好きなことだけやっていても大丈夫。そうすれば他の誰かも自分の好きなことができます。
まずあなたが幸せになれば世界が幸せになります。
プラスの波動の起点になる
あなたが幸せになると地球の裏側にいる誰かが幸せになります。
宇宙を構成しているエネルギーに空間という制約はないからです。
あなたが喜びの波動を放出すれば、そのエネルギーが伝播してたくさんの人を喜びに巻き込むことができます。
あなたがエネルギーを伝えた誰かのエネルギーがまた誰かに伝わり、巡りめぐって返ってきます。
プラスの波動があなたから始まり、世界に伝わっていきます。
プラスの波動の起点になりましょう。
まず自分自身を満たしてあげる。それだけで世界の幸福に貢献したことになるのです。
「幸せの日」を決めてみる
贅沢をしたり幸福感にひたると後ろめたい気分になるという方もいることでしょう。
そんな方でも幸せを堪能できる方法があります。
「幸せの日」を決めて、その日1日は思いっきり楽しみましょう。
幸せの日にはあらゆる贅沢、幸福を自分自身に許可するのです。
もし楽しむことに罪悪感を感じても「今日は“幸せの日”だから」と自分の心につぶやいて後ろめたい気分を追い払いましょう。
毎日贅沢するのは落ち着かないものですし、とつぜん嬉しい事があったりすると逆に不安になるという人もいます。
そういう方でも「幸せの日」を決めてしまえば心から幸福を受け入れられるようになります。
さっそく、今日をあなたの幸せの日にしてみませんか?
引き寄せた幸せを受け取るために
幸せを受け入れる準備ができていないと引き寄せた幸せを受け取ることができない
いくら言葉では幸せになりたいと願っていても心の深い部分で自分が幸せになることを受け入れられていない人がいます。
理想の恋人を引き寄せようとしているのに、いざ出会いがおとずれても自分から遠ざけてしまう。
夢が叶うチャンスが得られたのに、自分にはまだ無理だとみずから逃してしまう。
天職を引き寄せたのに、なぜか転職せずにやりたくない仕事を続けてしまう。
素晴らしい人間関係を引き寄せたのに、自分はその人たちの輪の中にふさわしくないと感じてレベルが低い人たちの中に戻ってしまう。
どうしても幸せを受け入れられない。
人生に起きる幸運はすべて他人事だと感じてしまう。
自分が幸福になることを潜在意識が拒否している状態です。
引き寄せたものを受け入れる心の準備ができていなければ幸福を受け取ることができません。
なんとかがんばって受け取れてみても、しばらくするとみずから幸福を投げ捨ててしまうのです。
「私は楽しいことや嬉しいことがあると落ち着かなくなる」――そんな「幸せビンボー」な人がいます。
幸せビンボーさんが幸福を受け入れるにはどうしたらいいのでしょうか?
そのヒントを探していきましょう。
なぜあなたは幸せになることを恐れるのか
人間は「変化」を何よりも恐れる
人間は変化を恐れます。たとえそれがポジティブな変化だったとしてもです。
何がしたい、何が欲しいと頭で思っていても、実はそうなることを恐れている。
人間が変化を恐れるのは本能的な恐怖として備わっている機能です。
どんなにネガティブな状況でも、人間の動物的本能は変化することよりは現状にとどまることを選びます。選ばせます。
それは原始時代に必要だった機能です。現代では不要な機能です。
今までの人生で大変なことが多かった
今までつらい思いをして生きてきた人ほど幸せを受け入れることを恐れるようになります。
家庭や学校などの環境によって自分を大切に思う能力が低下するような出来事がたくさんあった人は楽しいことや嬉しいことがあると不安になります。
幸せになってもまたその幸せが壊されるのではないかと不安になります。
周りの人間が持つ「負の幻想」に影響されている
「人生楽あれば苦あり」だとか「人生はつらいものだ」というのはすべて嘘です。
「負の幻想」の中に生きている人たちがあまりにも多い。
楽しいことや好きなことをするのは罪だと思っている人がたくさんいます。
こうしたマイナスの思い込みは伝染します。連鎖します。
幻想だと気づけば断ち切ることができます。
幸せになる練習をしよう
思考の癖を治す
どうしたら幸せを受け入れられるようになるのでしょうか?
練習すればなれます。
思考の癖というものがあります。
同じ思考のパターンを繰り返した結果、ある考え方が癖になってしまうのです。
幸せを受け入れる練習とは心の癖を変えていくことです。
幸せを味わう訓練
あなたは幸せになっていい。そのことを思い出しましょう。
まずは小さな幸せを味わってみる。
幸せに慣れていないとソワソワするかもしれません。
少しずつ心は落ち着いてくるので大丈夫です。
心のリハビリ
幸福を受け入れるのは勇気がいることです。最初は落ち着かなくなります。
少しずつ幸せに慣れていけばいいのです。リハビリと同じです。心のリハビリです。
身体のリハビリも、実は心理的な恐怖の克服が課題の大部分をしめます。
本当はもう歩けるようになっているのに「自分は歩ける」という自信を取り戻すのに時間がかかるのです。
だから、心のリハビリに時間がかかってもいいのです。
傷ついた心に少しずつ、小さな幸せを与えていきましょう。
ポジティブでいるための上手な休み方 心のエネルギー充電法
引き寄せの法則によってポジティブな思考のパワーを知ったあなた。
いいことを引き寄せ続けるために、ポジティブな心構えをキープしようと努力していることでしょう。
ポジティブ思考をたもつ方法としてもっとも効果的なのが休むことです。
心を上手に休ませることができれば幸せな気分を味わいながら、さらに幸運を引き寄せることができます。
ポジティブな引き寄せのパワー=心のエネルギーをたもつための上手な心の休ませ方をお教えします。
「心のバッテリー」は充電式
心はスマホと同じ
ポジティブでいるためには心のエネルギーレベルを一定に保っておく必要があります。
心は充電式のバッテリーのようなものです。
あなたがいま手にしているスマートフォンのように、使ったら充電してあげる必要があるのです。
スマホは操作しなくても待機させておくだけでバッテリーが減っていきます。
同様に心のエネルギーも生きているだけで少しずつ消耗します。
通話やネットで通信すると電力の消耗が激しくなるように、ポジティブ思考でプラスの波動を放つとき心のエネルギーの消費量は多くなります。
心を充電するコツ
心のエネルギーを効率よく回復する方法もスマホのバッテリーと同じです。
つまり、完全放電してしまう前に充電することが大切なのです。
まだ疲れきっていないうちに休むと少しの休息でフル充電できます。
スマホのバッテリーは完全放電してしまうと再充電できなくなる場合があります。
心のバッテリーも同じで疲れ切ってしまうと休息をとっても回復しづらくなります。それがうつ病です。
まだエネルギーが残っている状態で休みをとると早く回復できます。
完全に疲れきってしまう前に休む。これを習慣にしましょう。
「休む勇気」を持とう
休む努力の必要性
休むということ。それは楽なことのように見えて、実は非常な努力を必要とする行為です。
休むのには勇気がいります。決断力も必要です。「休む」と決めるのは難しいことなのです。
休む勇気を持ちましょう。あなたには休む権利があります。
休む勇気を持つためには「休養の価値」を思い出すと効果的です。
休養の価値
- 休めば、もっと仕事や勉強がはかどるようになる。
- 休めば、もっとやさしくなれるので人間関係がうまくいく。
- 休めば、健康を保てる。
- 休めば、ミスを減らせる。トラブルを回避できる。
- 休めば、生活や仕事のすべての効率が上がって、結局、自由に使える時間が増える。
- 休めば、潜在意識のはたらきが活発になり、引き寄せが加速する。
- 休めば、本当に大切なものは何かが分かり、夢の実現に近づく。
- 休めば、あなたのリラックスした波動が空間に伝わり周囲の人たちも幸せになる。
- 休めば、表情が穏やかになり見た目の印象がアップする。
休むことの価値を理解すると休もうとしたときに襲ってくる罪悪感を和らげることができます。
休もうとしても心が落ち着かないときはこのリストを声に出して読んでみてください。そしてあなただけの休養の価値を見つけてリストに付け加えましょう。
ポジティブで安定した「心のバッテリー」をたもつ3つのコツ
引き寄せの法則を発動させやすい心をたもつコツをさらに3つご紹介します。
1. 好きなことが楽しいと感じられるうちに休む
趣味など好きなことを楽しむのは効果的なエネルギーの回復法です。しかし完全に疲れてしまうと好きなことさえ楽しめなくなります。
好きなことが楽しめる状態のうちに休みをとるのが休むタイミングを決めるポイントです。
楽しいことが楽しいと思える、健全な心をたもちましょう。引き寄せの感度が上がります。
2. 不安を認める
多くの人が上手に休めなくなるのは、休むことに罪悪感を感じてしまうからです。
休むと不安になってしまうという人は多いものですが、あなたはどうでしょうか。
休むときに感じる不安を消す方法があります。それは不安を感じている状態を受け入れることです。
「私は不安を感じている」と認めると不安は消えていきます。
「そうか、私は不安なんだね」とあなたの心に声をかけてあげてください。
3. ネガティブな時期を肯定する
みんなネガティブになる時期があります。それは自然なことです。
ポジティブ思考の大切さを学ぶとずっとポジティブでなければいけないような気がしてしまいますが、その必要はありません。
ネガティブになるのを否定するのは空に向かって「雨が降るべきではない!」と叫ぶのと同じくらい不自然なことです。
ネガティブな時期を肯定できるようになると無理にプラス思考をしようとしなくても自然と前向きになる期間が増えてきます。
心のバッテリーの高速充電が可能になるのです。
まとめ
- 心はスマホと同じバッテリー式。エネルギーを使い切る前に休むのが大切。
- 休む勇気をもつ。休養の価値を知っておくと休み上手になれる。
- 好きなことが楽しいと感じられるうちに休む。
ネガティブな状況でもポジティブでいるために大切な3つのこと
引き寄せの法則を加速させるにはポジティブな思考が必要だと言います。
しかしつらいときにポジティブでいるのは大変なことです。
無理に前向きになろうとすれば余計にネガティブな波動を放ってしまいます。
つらいとき、苦しいとき、理不尽なことに耐えているとき。
結果が出せないとき、焦っているとき、無理しているとき、がんばっているとき。
ネガティブな状況でもポジティブでいるためにはどうしたらいいのでしょうか?
そのコツをいくつかご紹介します。
他人と比較しない
ネガティブな状況でもポジティブでいることはできます。
脳にはきびしい状況に立ち向かうための防御機能がそなわっているからです。
しかし唯一、ポジティブさを保てなくさせるネガティブ思考があります。
それは自分を他人と比較してしまうときの思考です。
他人と比較すると必ずネガティブになります。
どんなに劣勢な状況でも自分との戦いをしている限り人はポジティブでいられます。
反対に、いかに優勢な状況であっても他人と比較するとネガティブになるのです。
他人と比較することをやめるだけで状況にかかわらず幸せになれます。
するとポジティブな波動が放たれ、本当に幸せを引き寄せることができます。
自分を満たす
自分を満たすとポジティブになれます。自分で自分を幸せにしてあげるのです。
これは上述の他人と比べないことにもつながります。
苦境に立たされているときは幸せを感じるのがむずかしくなります。
絶望的な状況にあるときはすべてのことが絶望的に感じられてしまうからです。
今そこにある希望に気づけなくなってしまうのがやっかいな点です。
あなたは本当にすべてに絶望しているでしょうか。
希望を持っている部分もどこかにあるのではないでしょうか。
あなたの1週間を振り返ってみましょう。
テレビを見て笑った、お菓子がおいしかった、お風呂が気持ちよかった、などなど、一瞬でもいい気分になれた瞬間があったのではないでしょうか。
一瞬いっしゅんに区切って見ていけば心地よい幸せな瞬間があったことに気づけます。
どんな状況にあっても小さな幸せはかならず見つけられます。それは人間の本能です。
健全な現実逃避ともいうべき機能が心にはそなわっています。
ネガティブな状況でつらいときは意識的に小さな幸せにひたる時間を増やしましょう。それが自分を満たす方法です。
おいしいものを食べる、お風呂にゆっくりとつかる、お気に入りの音楽や本を楽しむ。そういった時間を少しでも作って、自分を満たしてあげましょう。
するとネガティブな状況にありながらも、一瞬いっしゅんをポジティブに生きるという感覚がつかめてきます。
肉体を満たす
健全な精神は健全な肉体に宿ると言うように、肉体的な要求が満たされていないとネガティブ思考になりやすいです。
まずは疲労を回復しましょう。疲れているときはネガティブ思考が強くなります。
疲れている人は自分がマイナス思考になっていることに気づけません。身体や脳が疲弊していると自分が消耗しているのに世界が病んでいるように感じられてしまうのです。
もっとも効果的な疲労回復法は睡眠をとることです。
次に血糖値を安定させましょう。
血糖値が下がるとネガティブ思考になります。
糖分は脳の栄養です。ブドウ糖が不足していると脳のエネルギーが不足するためネガティブになります。
まとめ
- 他人と比べない。
- 自分を満たす。
暗いポジティブ 明るいネガティブ
引き寄せの法則を実践していて、ポジティブになろうとして失敗する人は多いです。
ポジティブ(積極的)という言葉を「明るい性格」と混同してしまうと心構えを間違えます。
性格が明るいか暗いかと心構えがポジティブかネガティブかは関係ありません。
この違いに気づくと引き寄せがうまくなります。
ありのままのあなたで理想を実現していけるようになります。
その違いは「明るくてネガティブな人」と「暗くてポジティブな人」の対照でよく分かります。
それぞれの特徴を、あなたの周りの人たちのことを思い浮かべながら見ていきましょう。
「ポジティブ・ネガティブ」と「暗い・明るい」は関係ない
「人のイメージ」に隠された罠
「ポジティブ」と「ネガティブ」という言葉のイメージが独り歩きしています。
ポジティブとネガティブは本来、性格が暗いとか明るいということとは関係のない言葉です。
そもそも、性格が暗いとか明るいという基準自体が間違っています。
それは学校や会社という集団の中で作られた他人の基準、他人のイメージ、偏見でしかありません。
実は「明るい人」のなかにこそ本当の意味でネガティブ(消極的)な人が多いのです。
反対に、「暗い」というイメージを持たれている人の中には本物のポジティブさを持つ人が存在します。
性格の明るさ・暗さと、ポジティブさ・ネガティブさは別の物です。
このことに気づけば、他人から押し付けられるイメージにまどわされることなく、ありのままの自分で理想を実現していける真のポジティブさを手に入れたことになります。
無理に明るく振る舞おうとして「ポジティブ疲れ」におちいることもなくなります。
明るいけどネガティブな人って?
明るいけれどネガティブな人は多いです。
簡単に言えば「あきらめて開き直っている人」です。
- 「細かいことは気にしない!」とサバサバしている。
→簡単に改善できることでも最初からあきらめている。明るさの皮をかぶった消極的な態度。 - 「そんなにムキにならないでもっと楽にやろうよ!」と一見、リラックスしている。
→本当はワクワクするような面白い挑戦でさえ、面倒くさいし怖いので避けている逃避的姿勢。 - 「私たち最高! 仲間が一番!」と楽しそうなグループ。
→楽しんでいるふりをしながら同調圧力を高め、みんなで低いレベルにとどまろうとする破滅的怠慢。 - 「普通が一番! 平凡って幸せ!」と肯定的に人生を捉えているように見えるが…
→本当はやりたいことがあるのに、無駄な我慢をしている悲観的自己欺瞞。
本当に明るくて朗らかな人と「明るいネガティブな人」の違いは次の特徴から簡単に見分けることができます。
明るいネガティブな人は、かならず他人の考えや行動を否定する。
他人を見下す。馬鹿にする。嫉妬する。陰口を言う。
それが明るくてネガティブな人の特徴です。
自分が正しいと信じ込むために他は間違っていると主張しなければ気がすまないのです。
そのため「明るくてネガティブな人」はドリームキラーとなって夢を叶えようとする人の邪魔をするようになります。
暗いけどポジティブな人って?
一方、暗いけれどポジティブな人も存在します。
それは現状がどうであれ、決して希望を失わない人です。
暗いポジティブな人には次のような特徴があります。
- 「こうすればもっと良くなるのに…」と思うことは実際に行動に移す。
→面倒な人、問題ばかり見つける人だと思われている。しかし彼には「3分で変えられることに、30年も不満を言い続ける」ような消極的態度は選択できない。 - やってみたいことはやる。どんなことでも真剣に取り組む。
→他人にはみずから進んで苦労しているようにしか見えない。しかし本人は積極的に取り組むすべてのことを楽しんでいる。 - 孤立することを恐れない。
→自己の内面が充実しているので、その価値を他人に保証してもらわなくてもやっていける。 - 他人から奇人・変人扱いされがち。
→真の独創性を発揮している証拠。もしすべての人が各々の独創性を存分に発揮するなら、本来、すべての人が(他人とは異なるという意味で)奇人・変人。
このように見ていくと、一般に「暗い」と言われる性格や個性はある組織や集団の中での位置づけにすぎないということが分かります。
とくに「暗いポジティブな人」が「明るいネガティブな人」の中に入ると批判を受けることになるというわけです。
その結果、本物の希望の光は踏みつけられ、常に社会集団の足元深くに埋めらることになるのです。
なかには「暗くてネガティブな人」というのも残念ながら存在します。
「暗くてポジティブな人」との違いは、やはり他人を否定するかどうかで見分けることができます。
暗くてポジティブな人は自分自身の個性を認めているので、他人の個性も寛大に受け入れます。
「暗いポジティブ」のままでいい
引き寄せの法則を発動させるために無理に明るく振る舞おうとする人がいます。
ポジティブ=明るい性格という混同がその原因です。
無理に明るく振る舞うことで引き寄せられてくるのは「明るくてネガティブな人たち」だけです。
なぜなのでしょうか?
カラ元気は他人に合わせる態度でしかないからです。なので他人の顔色を窺うことしかできない人を引き寄せます。
暗いポジティブでいいのです。
「暗くてポジティブな人」は希望を捨てていない人です。何もかもあきらめていません。自分を変えられる人です。世界を変えられます。悲痛なまでに可能性だけを信じています。地中に眠る球根のようなエネルギーを心に宿した存在なのです。
普通の人よりも問題に気づきやすいかもしれません。
しかしすべての問題には解決策があるという事実を知っているのが暗いポジティブな人です。
現実に対する不満も多いかもしれません。
しかしその不満を自他の発展のために活用することができるのが暗いポジティブさです。
そして暗くてポジティブな人たちは、次第に次元の高い部分で引き寄せ合い、集まります。
そうしたグループが他人の目には「明るくてポジティブな人たち」として映るのです。