新時代のドリームキラーの正体とその対処法

ドリームキラーからの解放

引き寄せの法則で夢を叶える上で大きな障害となるのがドリームキラーの存在です。
人は、人の夢が叶うのを邪魔します。
それは今も昔も変わりませんが、時代が変わってドリームキラーの生態は変化しています。
そんな新時代のドリームキラーの正体、そしてその対処法について見ていきましょう。

ドリームキラーとは(従来のドリームキラー)

ドリームキラーは他人の夢が叶うのを邪魔する人のことです。
直接妨害するというよりも、言葉や態度で間接的に夢を叶えようとする人の意欲をそぐ存在のことを言う場合が多いです。

表面的には味方のように見えるのがドリームキラーの特徴です。
「あなたのために言うけれど…」
「これがお前のためだ」
「悪いことは言わないからやめておきなよ」
「君のことを思うからこそ…」
こうした言葉で寄り添いながら、夢を叶えようとする人を足止めします。

ドリームキラーになりやすいのは、

・親
・親以外の家族、親せきなどの身内
・学校の教師
・会社の上司
・同僚
・昔からの友人

です。
こうした人たちがドリームキラーとなり、夢の芽を摘みます。
これは昔からのことで、時代を作った偉人たちも身近なドリームキラーに精神的に打ち勝って自分の運命を切り開いてきたのです。

ところが、2020年になり完全に時代は変わりました。
時代が変わり、ドリームキラーになりやすい人、ドリームキラーが多く集まる場所が変わっているのです。

新時代のドリームキラーはSNSにいる

旧時代のドリームキラーは主に身内でした。旧友や会社での付き合いを含む広い意味での身内です。
しかし、新時代のドリームキラーはSNSにいます。

1.あなたが属するグループ(クラスタ)にドリームキラーがいる

ドリームキラーはあなたの周りにいます。
インターネット上のあなたの居場所の周囲に潜んでいます。
SNSでフォローするグループクラスタがドリームキラーになるのです。

問題は過剰な同質性と同調です。
いきすぎた「和」がドリームキラーを生みます。
ある特定の集団に情報的に属すると、その集団の思想が参加者を縛ります。
思考の自由を奪われます。意識する範囲が狭まります。
引き寄せの法則は思考の力であり、気づきの奇跡ですから、ある集団に染まることで思考と意識が制限されれば願望を実現する力を失います。

注意したいのは、一見するとポジティブな人たちもドリームキラーになり得るということです。
前向きで積極的な集団でも同質性と過同調があれば、かならずそこにドリームキラーは生まれます。

2.不特定多数の人たちがドリームキラーになる

私たちは超衆人環視社会に生きています。
スマホとSNSの普及で、いつ・誰が・どこで・何を見ているか常に警戒しなければいけない時代になりました。
つまり、もはや不特定多数の人間がドリームキラーとなっているのです。

昔から「他人の目」を気にさせるのはドリームキラーの常とう手段でした。
世間の目を気にさせることで個人的な願望の実現を阻むのです。
そこで、昔から多くのモチベーターたちは共通して「他人の目を気にするな」と言い続けてきたわけです。

ところが、今や「世間の目を気にせず…」は簡単ではありません。
SNS上での炎上、ネットを介した誹謗中傷は精神論で打破できるほど単純ではないのです。

夢を持てない若者が増えた…などと言われています。それは当然です。スマホとSNSがあることで常に数百万、数千万人の見えざるドリームキラーと対峙しているわけですから。

3.「夢を売る人たち」こそがドリームキラー

夢を持てない若者が増えた。
そこで現れたのが「夢を売る人たち」です。
分かりやすい欲望を刺激して、中身のない夢を見せることを生業としている人たちがSNS上に跋扈しています。

他人に夢のお仕着せを許すと、ますます自分の夢からは遠ざかります。
用意された夢を与えられ、ありきたりな“勝ち組”像を押しつけられ、それを叶えようと応援される。
他人が見せる夢を受け入れれば、自分の本当の夢が分からなくなります。
夢を売る人たちこそがドリームキラーなのです。

新時代のドリームキラーへの対処法

1.SNSと距離を置く

新時代のドリームキラーに対処するもっとも確実な方法は、SNSと距離を置くこと。
やめてみると分かりますが、なくても生きていけます。
チェックしないと重要な情報を逃してしまうような気がするかもしれませんが、やめてみると本当に重要な情報は何もなかったと気づけます。

SNS上に存在するドリームキラーは画面を飛び出して追いかけてくることはまずありません。
SNSにハマっているときにはその中が世界のすべてであるかのように感じるものですが、実はそこは世界のごくごく一部なのです。閉じた一部です。

SNSをやめてもある程度、衆人環視の恐怖は付きまといますが、気にならない程度には緩和されます。

2.夢は秘密にする

夢は絶対に秘密にしましょう。
ドリームキラーが食いつくのは夢を語る人です。案外、夢をすでに叶えてしまった人には噛みつかないのがドリームキラーの面白い習性です。
不言実行で願望を実現してしまえばドリームキラーの餌食となるリスクはかなり軽減できます。

引き寄せの法則では第一に願望の明確化をおこないますが、それは他人に対して夢を語ることではありません。
自分自身の中で明確にすることが重要。それは自分による自分のための宣言マニフェストなのです。

3.「一時的な孤独」を受け入れる

SNSをやめて自分自身の夢に向かって歩き出すとき、一時的な孤独を味わうことは避けられません。
この一時的な孤独を受け入れられるかどうかが運命の分かれ目です。
一時的な孤独を覚悟できるかどうか。それはドリームキラーが夢を追う人に課す無言の試練です。

自分の道を歩き始めれば誰でも一度は孤独になります。
しかしやがて本当の仲間と出会えます。SNSでの慣れ合いとは違うレベルの同士が現れます。

夢を捨てるか、SNSを捨てるか。
それが問題です。

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-引き寄せの法則をより深く理解するために