引き寄せを発動させる「リアルな人物」のイメージ法
特定の相手を引き寄せるにはその人をリアルにイメージする必要があります。
でも、なぜリアルなイメージが引き寄せに効くのでしょう?
そもそも「リアルなイメージ」って…?
リアルに思い描くと特定の人物を引き寄せられる理由
特定の相手を引き寄せる第一条件はリアルにその人物をイメージできること。リアルに思い描けるほど引き寄せ成功率は上がります。
相手の表面的なイメージよりもさらに深い部分を想像できるかどうかが勝負。相手の「真の姿」を心の目で見つめることが引き寄せる秘訣です。
なぜリアルにイメージできると相手を引き寄せる力が働くのでしょうか?
それは、リアルにイメージできるほどその人を深く理解できているということになるからです。人は自分のことを理解してくれる人に惹かれます。
人間は誰でも自分の理解者を求めています。「自分のことをわかってくれている」と感じる相手に惹かれるようにできているのです。
表面の意識で話が通じる相手を求めるようなレベルから、無意識の領域でより深い魂の理解者を求めるというレベルまであります。深いレベルでの理解者は潜在意識によって感知され、「なぜかわからないけど惹かれる」という感情を引き起こします。
似た者同士が出会いやすかったり同じ場所に集まってくるのも、良かれ悪しかれお互いを理解し合える存在だからです。似た者同士はお互いを「リアルにイメージできてしまう」のですね。
特定の人物をリアルにイメージできるということは、この次元、現在あなたがいるこの現実世界の波長に合致した思考の波動を生みだしているということでもあります。自分と相手が存在している次元に合うイメージは現実化しやすいのです。
しかし、リアルなイメージとはどういったことをいうのでしょうか?
リアリティあふれる人物像にあって、空想上の人物にはない、ある条件があります。
リアルな人物イメージには○○がある
リアルな人物像には多面性があります。
リアルじゃない人物像には多面性がありません。
これが人物を思い描く際、リアルと非・リアルを分ける最大の要素です。
多面性があるとは別の言葉でいうと「複雑」です。人間はさまざまな経験、思考、遺伝子、肉体的性質、霊的な性質が重なってできている複雑な存在です。
人間は複雑な存在だから、多面的であるほどリアルということになります。
複雑、多面的というのは、言いかえれば矛盾する部分がたくさんあるということです。
現実的人物像はかならずどこかに矛盾があります。
その矛盾まで含めて受け入れることが愛であり、他者に対する最上の理解なのです。
一方、フィクション作品に登場するキャラクターは単純です。もちろん「複雑な設定」のキャラクターは存在しますが、どれだけ緻密で難解な設定があっても現実の人間に比べれば圧倒的にシンプルなのです。
それはなぜかといえば、創作におけるキャラクターデザインとはつまり人格を単純化(記号化)していくことだからです。そもそもフィクションにおける人物はかならず単純化(記号化)から生まれているというわけです。
小説などで「人物描写が緻密」と評される場合、それは複雑性、すなわち多面性が描かれています。
フィクションのキャラクターには「ギャップ」という要素が盛り込まれることもありますが、これは現実の人間の複雑性とは似て非なるもの。わかりやすい意外性は非・リアルです。リアルな意外性はある特徴をひっくり返したような単純さではありません。
現実の人間は複雑、多面的で、すぐに相手のすべてを理解することはできません。だからこそ知り合っていく過程で親密さが増していくのです。
引き寄せたい相手をイメージする場合も知り合っていくことと同じで、少しずつ色々な面が想像できるようになっていけばいいのです。
少しずつ多面的に相手をイメージできるようになることでその人への理解が深まり、理解された相手はあなたに言葉で表せない親密さを感じるようになっていきます。
では、どうしたら多面的に相手をイメージできるようになるのでしょう?
それには、次の4つの心構えでイメージしてみましょう。
リアルな人物をイメージする4つのテクニック
1.まず落ち着く
特定の相手のことをイメージするとき、基本となるのは平常心です。まず落ち着きましょう。
興奮していると脳の働きに柔軟性がなくなり、視野がせばまって多面的なものの見方ができなくなります。興奮しているほど人物の一部分しか見えなくなってしまうのです。
落ち着いているときに想像すると見える部分、気づける部分が増えます。心が穏やかなときほど人物を多面的にイメージできるのです。
落ち着くためには呼吸を整えるのが効果的。身体的にリラックスした状態で、神経がたかぶるような刺激を避けてイメージングをおこないましょう。
2.「相手も自分と同じ人間だ」とつぶやく
落ち着いてイメージングを開始したら、「相手も自分と同じ人間だ」とつぶやいてみましょう。
あの人もあなたと同じ人間です。
人類共通の性質を相手のなかに見出すことで、人物イメージの多面性が増してきます。
どんなに立派な人もエレガントな人も、人間である以上当然している行為、抱き得る感情、起り得る思考というものがあります。そういった人間としての「当たり前」が人物像に深みとリアリティを与えるのです。
恋愛感情や憧れは「相手も自分と同じ人間だ」ということを忘れさせてしまいます。しかし相手もあなたと同じ生身の人間なのです。
そのことに気づくと人間的でリアリティあふれる人間像がイメージに宿ります。表面的な印象だけでなく、その人の内面の深い部分や背景にある体験まで理解できてくるでしょう。
3.ありのままを受け入れる
そして「相手も自分と同じ人間だ」ということに気づけたら、ありのままを受け入れる心構えをつくりましょう。
ありのままを受け入れるとは、相手を「こういう人だ」と決めつけたり、「こうあってほしい」というイメージを押しつけたりしないことです。
私たちは気をつけていないと好きな人、憧れの人にイメージを押しつけてしまうもの。芸能人のファンは自分のなかの相手に対するイメージを崩したくないあまり、その芸能人の多面性を認めないことがありますが、こういう心理は一般人相手の恋愛にも起こります。
相手を決めつけると、相手を単純化することになります。一面しか見えなくなります。リアルなイメージが遠のくのです。
その反対に「ありのままを受け入れよう」という心構えで相手を想えば視野が開かれ、許容力が増し、多面的に相手の存在を心に写すことができます。
4.あえてイメージと違うことをさせてみる
特定の相手をより多面的にイメージできるようになるトレーニングがあります。
その方法は、想像上で相手にイメージ(印象)とは違うことをさせてみること。
誰でも多かれ少なかれ他人に対して勝手な印象を抱いているものですが、あえてその印象とは違うことをしている相手を思い描くことで多面的に人物をイメージできるようになります。
行動、話し方、服装、食べものの好みなど、普段のその人らしくない状態を色々想像してみましょう。
このときのポイントは、普段のその人と正反対の状態を思い描くわけではないということです。黒か白か、青か赤かではなく、中間的な状態をいくつも思い描けるようになることで、人間の多面性が理解できてきます。このトレーニングの目的はそこにあります。
ほとんどの場合、私たちは潜在意識上では相手の多面性に気づいています。しかし表面の意識が一面のみに注目させるのです。
あえて印象とは違うことをさせてみるイメージをすると視野が拡がって、潜在意識では理解できている相手の多面性が表面の意識でも認識できるようになってきます。より深いレベルで相手を理解できるようになるのです。
相手の心を見透かすほどの深い理解を示すイメージの波長に触れた相手は、あなたのことを「ソウルメイト」だと感じるでしょう。
まとめ
- 特定の相手をリアルに思い描くほど引き寄せ成功率は上がる
- リアルに思い描くには人物を多面的にイメージすればいい
- 多面的に人物をイメージするには落ち着いて、ありのままを受け入れる心構えで、その人に対して持っている印象とは違う面を想像してみる