セルフイメージとは―引き寄せの法則の成否を分ける自己像の重要性
セルフイメージとは、自分のことを自分でどう思っているかという自己像のことです。
これによって引き寄せの法則で実現できる願望の大きさ、成功の難易度が決まります。
高いセルフイメージがあれば苦労することも我慢することもなく望んでいることを楽々と引き寄せられる状態になります。
セルフイメージは2つの要素に分解できます。
この2つの要素を知ることが自己像を改善する第一歩です。
セルフイメージへの理解を深めるためこの記事では、まず
「セルフイメージを構成する2つの要素」
を、そして
「高いセルイメージを持つことのメリット・低い場合のデメリット」
を解説しています。
Contents
セルフイメージを構成する2つの要素
エフィカシー
自身の能力に対する自己評価
セルフイメージを構成する第一の要素は「エフィカシー」です。
エフィカシーとは自分自身の能力に対する信頼のことです。
何かをするにあたってそれを遂行する能力が自分に備わっているという自己評価を表す言葉です。
目玉焼き、できますか?
たとえばあなたが料理をする人なら「目玉焼き」を作ることに対して高いエフィカシーを持っていることでしょう。
「目玉焼きなんて、できないかもしれない…」とは考えないはずです。
スポーツをする人なら「走る」ことに対するエフィカシーが高いと言えます。
「走るなんて、私にできるわけがない…」と思うことはないはずです。
自信とエフィカシーの違い
「つまり、自信のこと?」と思うかもしれませんが、自信とエフィカシーには違いがあります。
この違いは引き寄せの法則において非常に重要です。
エフィカシーはあなたの中でそれが「できるのが当たり前」という感覚です。
歯磨きをするとか、服を着替えるとか、そういうレベルでの自己の能力への信頼感です。
先ほど「目玉焼き」という簡単な料理を例にあげたのはこの部分を強調するためです。
できる人にとってはできて当然、「できない」という感覚のほうが理解できない。
しかしまったく料理をしない人=エフィカシーが低い人にとっては、目玉焼きを作る自分が想像できず、卵を割ることにさえ潜在的に強い不安を覚えるのです。
一方、自信とは「できないかもしれないことに対する積極的態度」と言えます。
潜在意識ではできないかもしれないと思っていることに対して、意思の力でそれができると信じようとする精神的努力の産物が「自信」です。
「がんばっているのに叶わない人」は自信を強めようと努力しています。
他方、「がんばらなくても叶う人」はエフィカシーを高めることを意識しているのです。
セルフエスティーム
自分自身を受け入れる能力
セルフエスティームとは自己肯定感のことです。
ありのままの自分を肯定的に受け入れる能力を表す言葉です。
自尊心と訳されることもあります。
無条件で自分を愛する自己許容力と言いかえることもできるでしょう。
他者の評価に依存しない
セルフエスティームは他者の評価に依存しないものです。
あくまでも自分で自分の根本的な価値を認める心の働きのことです。
条件を必要としない
また、セルフエスティームは条件を必要としません。
無条件で自分には価値があると思える精神です。
「○○だから私には価値がある」というような条件を必要とする自己肯定との違いに注意しましょう。
高いセルフイメージ持つことのメリット 低い場合のデメリット
エフィカシーが高い人が受ける恩恵
エフィカシーが高い人は次のようなメリットを享受することができます。
- 収入がアップする。
- 夢が勝手に叶う。
- 好きなことを仕事にできる。
- 人脈に恵まれる。
- チャンスを引き寄せる。
- 明朗快活な人格になる。
エフィカシーが低いことによる損害
エフィカシーが低ければ次のようなデメリットを被ることになります。
- 収入が上がらない。なのに、労働時間やストレスは増える。
- 目標が達成できない。願望が実現しない。
- やりたくないことをやらなければならない。その我慢はいつまでも報われない。
- レベルの低い人間ばかりが自分の周囲に集まってくる。
- チャンスに恵まれない。突破口が開けない。現状にとどまる。
- 陰湿な感情に支配されて卑屈で愚痴っぽい人間になる。
セルフエスティームが高い人は…
セルフエスティームが高い場合に得られるメリットは次の通りです。
- 恋愛がうまくいく。
- 結婚できる。
- 精神的に安定する。
- 健康になる。
- 見た目の印象が魅力的になる。
- 幸福感が増す。その結果いい気分が続き、いいことを無限に引き寄せるようになる。
- 良い友人に恵まれる。
- 他人から愛される。
セルフエスティームが低いと…
セルフエスティームが低いと次のようなデメリットがあります。
- 好きな人と両想いになれない。片思いが成就しない。付き合っても長続きせず、振られたら最後、復縁は断られる。
- 結婚できない。できても家庭不和におちいり、家庭内別居や離婚にいたる。
- 情緒不安定になる。たえず不安につきまとわれ、リラックスできない。
- ストレスが多くなる。その結果、心身ともに不健康になってくる。
- 見た目の印象が悪くなる。
- 幸福を受け入れられなくなる。いいことがあると不安になるので、潜在意識は常に悪いことを引き寄せるようになる。
- 悪縁に憑りつかれる。不快な人間、情緒的に未成熟な人間、他人を利用する人間がすり寄ってくる。
- 他者からの愛を受け取ることができない。愛情を与えられても信じられない。好意を示してくれる人を無意識のうちに拒否してしまうようになる。
自覚が改善の第一歩! 気づくだけで変われる
以上、セルフイメージを構成する2つの要素とその高低によるメリット・デメリットを見てきました。
さまざまな気づきがあったかと思います。
「いままで疑問だった幸運・不運の謎が解けた」
「いつもうまくいく人と何をやってもうまくいかない人の違いが分かった」
というようなポジティブな発見もあれば、
「自分の今までの失敗の原因が分かって悲しくなった」
「セルフイメージって育った環境の影響が大きい。不公平だ」
というショックや憤りを感じる方もいることでしょう。
そしてできるならばセルフイメージを高めたいと思うようになっているはずです。
セルフイメージ改善の第一歩は「気づく」ことです。
こうした心理や潜在意識が存在するという発見が、劇的にあなたを変えるきっかけになります。
新しい知識が世界に対する認識を変えて、引き寄せられてくるものが変わるからです。
さらにセルフイメージを高めたいという方はぜひこのサイト内の記事をピンときたものから読んでみてください。
すべての記事があなたのエフィカシーとセルフエスティームを高めることにつながるように構成されていますので、何気なく読んでいるだけでも意識が変化してくるはずです。