自分のことが好きになるには
自分が好きな人は“自分との勝負”ができています。
自分が嫌いな人は他人と勝負してしまっています。
自分を好きになるためには過去・現在・未来の自分を対立させないことも重要です。
自分自身と勝負できる人は自分を好きになる
自分と勝負できている人は自分を好きになります。
自分を乗り越えた自分を誇らしく思い、また自分を越えられない時期の自分がいとおしくなります。
乗り越えがたい課題と対面している自分を尊敬し、挫折した自分をたたえることさえできます。
現在の自分が向き合うべき課題に取り組んでいれば、いまの自分、過去の自分、未来の自分、すべてを好きになれます。
目の前のやるべきことをやる。それが自分を好きになる方法です。
他人と勝負すると自分が嫌いになる
他人と勝負してしまうと勝っても負けても自分が嫌いになります。
他人に負けて自己嫌悪におちいるのはわかる。でも勝っても嫌いになるのはなぜでしょう? 他人に勝ったとしても、他人と勝負してしまった時点で自分が本当にやりたいことから遠ざかり、本来あるべき自分から離れるため自分が嫌いになるのです。
成功者には幸福な成功者とそうではない成功者がいますが、これも自分と勝負したか、他人と勝負してしまったかの違いです。
他人との勝負をやめないかぎり自分を好きになれる日はきません。
他人との勝負をやめたら、その瞬間から自分を好きになれます。
過去・現在・未来の自分を対立させない
不毛な競争をやめて、自分との勝負に集中する。そのとき注意したいのが、過去・現在・未来の自分を対立させないことです。
現在の自分を嫌って未来の自分を好きになろうとしたり、過去を嫌って現在の自分を好きになろうとしたり、あるいは過去の自分の栄光と戦ったりしてはいけないのです。
それぞれの時間軸の自分を、そのときどきの課題に向き合っている同士として対等に受け入れましょう。
そのためには現在の課題に集中する。そうすればすべての時間軸で現在の課題に集中している自分が存在していることになります。現在の課題に集中している、自分が好きな自分が過去・現在・未来に現れます。