引き寄せの法則の好転反応の真実

引き寄せの好転反応

引き寄せの法則を実践すると好転反応が表れることがあります。
この現象を知っておくと「叶う直前でやめてしまった」というもったいない事態をふせぐことができます。
叶いそうで叶わないという方も好転反応を理解すれば即効で叶うようになる場合があります。

引き寄せを始めてから、

  • なぜか嫌な事が増えた
  • 不安になるときがある
  • わけもなく泣いてしまう
  • 悪夢をよくみるようになった
  • 理由もなくイライラする
  • 風邪や下痢など体調不良

といったことがあったら好転反応の可能性があります。
(ただし体調不良が続く場合はお医者さんにみてもらいましょう)

引き寄せで願望が叶う前兆現象とも言える好転反応。これを夢への一里塚、成功へのステップとして乗り越える方法を見ていきましょう。

引き寄せの好転反応の正体

引き寄せの好転反応はなぜ起こるのでしょうか? 3つの理由があります。

潜在意識の「免疫」機能

1つめの理由は潜在意識には免疫のような機能があるためです。
潜在意識は「いつもの状態」のあなたを保っています。
そこに新しい思考や感覚が入ってくると「いつもと違うなにかが来た!」と反応。心の中に異物が入ってきたと勘違いして排除しようとするのです。

引き寄せの法則でおこなうイメージングやアファメーションは古い潜在意識にとっては異物です。たとえ良いイメージ、理想的な自己像でも自動的に抵抗してしまうのです。

この好転反応は比較的、自覚しやすいです。また引き寄せを始めてからわりと早い段階で出ます。潜在意識の浅い部分で起こる反応だからです。
表れ方としては感情面の変化という形で出る場合が多いでしょう。

好転反応には3段階あります。「免疫」が第1段階です。次の段階はインナーセルフの抵抗です。

インナーセルフの抵抗

第2段階の好転反応は、ある程度あなたが叶えたい願望のイメージや肯定的な言葉が潜在意識に浸透してきた頃に起こります。

心の中にいるもう一人のあなたが抵抗してきます。
しかしこの抵抗は自覚できません。無意識の中にいるあなたが、変わりかけているあなたに抵抗します。

上述の「免疫」に似ていますが、この第2段階の好転反応はより自覚しづらいものです。
出かたとしては体調の変化として表れる場合が多いです。
このときの体調不良は例えるなら「自分の右手で自分の左手を抑えているような状態」と言えるでしょう。
「なぜか右手が動かしづらいし肩が凝るなぁ。どうしてだろう?」と言いながらがっちりと自分の左手でもう片方の腕を握りしめているようなイメージです。

古い自分が新しい自分を引き止めるために心理から肉体に訴えかける。それが第2段階の好転反応です。
この段階を過ぎるといよいよ最後の段階、潜在意識のデトックスが起こります。

潜在意識のデトックス

叶う直前に起こる好転反応。それが潜在意識のデトックスです。
潜在意識から古い自分が消えていき、新しい自分に入れ替わるときに現れる現象です。

出かたとしては悪夢をよくみるようになるという場合が多いでしょう。
忘れていたような昔のことを思い出したり、過去の出来事の解釈が変わってくるのもこの時期です。

人によっては不安が強まったり無気力な状態が続くということもあるでしょう。しかしこの反応を乗り越えればあなたが引き寄せたものを受け取る日はもう目の前です。

好転反応の終わりまでの期間

第1段階の好転反応、主に感情面の変化は遅くとも2、3日でおさまるでしょう。早ければ半日で変化する場合もあります。
引き寄せを始めたばかりのときは周期的に起こることがありますが、次第に波がおさまって安定してきます。

第2段階の身体的な反応は期間というよりも、何か行動を起こそうとするときに出てきます。
願望の実現に近づくためのチャンスが巡ってきたり、そこまではっきりとしたチャンスではなくとも叶えたい夢に関係がある出来事、行動に反応して起こります。

第3段階の潜在意識のデトックスはどれだけ心の奥底に“よどみ”が溜まっているかによって変わってきます。
早い人であれば3週間ほどで過ぎるでしょうし、強力なメンタルブロックがかかっている人なら3ヶ月~半年ほどは悪夢をよく見たり無気力になる状態が続くというケースもあります。

好転反応に対処するただ1つの方法

好転反応にはどのように対処したらいいのでしょうか?
「対処しない」のがベストです。
その理由は2つあります。

1.対処しようとすると返って停滞期が長引く
2.対処してしまうと“好転”が止まり願望が叶わなくなる

調子が悪いときはなんとかその状態から脱出しようともがいてしまいます。しかし泥沼や蟻地獄と同じで抜け出そうとするほど深くハマってしまうのです。
ではどうしたらいいかと言えば、待つ。待つというのは消極的なようですが、ときとして最良の開運法になります。

好転反応は潜在意識に願望が実現した状態がインプットされてきた証拠でもあります。精神的な脱皮のようなものだとも言えますね。
「大丈夫。いい方向に向かっている」と自分に声をかけてあげましょう。

もちろん体調不良や気分の落ち込みが続く場合は専門のお医者さんにみてもらってください。原因が別にある可能性があります。

嫌なことが増えたときは?

好転反応のひとつに「嫌なことが増える」ということがあります。
これは上述のように潜在意識が変化する過程で起こる副次的なものでしょう。
イライラしていれば人間関係のトラブルは増えますし、気分がすぐれないときは普段なら避けられるような失敗をしてしまいます。

このような現象に対処する方法もひとつです。慌てず焦らず、不調の波が過ぎるのを待ちましょう。抗おうとすれば長引きますが、受け流してしまえばすぐに過ぎ去ります。

潜在意識の好転反応の例

引き寄せの好転反応として起きる例をいくつかご紹介します。
例のように一時的に停滞してもまた好転しますので安心してください。

恋愛での例

Mさん(20代後半・女性)はそろそろ結婚を考えられる彼氏が欲しいと思っていました。その願望を叶えるために引き寄せの法則を始めました。
最初の頃は思考がポジティブになって気分がよくなり、恋人候補の何人かの男性と知り合いました。
しかしあるときから理由もなく不安になったり、デートの約束があるときに限って風邪をひいたりするようになります。
ネガティブな気持ちになる日もありましたが、寝る前に理想の恋人と付き合っているイメージングをするのが習慣になっていたので続けていました。
2週間ほど停滞期が続きましたが、知り合った男性のうちの一人がMさんによく連絡をくれるようになり、自分のことを心から心配してくれる優しい彼氏ができました。

復縁での例

Iさん(20代前半・女性)は1年ほど付き合った彼氏と別れてしまいました。Iさんはやり直したいと思い引き寄せを実践してみることにしました。
“手放し”や自己イメージの改善といった引き寄せのノウハウをよく勉強してイメージングもうまくなったIさん。念願の復縁が叶いそうな気がしてきた頃、急にイライラしたりわけもなく泣きたくなったりといった情緒不安定な時期がおとずれました。
幸いにも好転反応について知っていたIさんはリラックスして不調をやり過ごしました。落ち着くまでに1ヶ月近くかかりましたが、好転反応の終わり頃に別れた彼から連絡が来てやり直すことになりました。

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