【疲れた】引き寄せの法則をやめたいときは?【休みたい】

引き寄せ疲れた

引き寄せの法則はやめても大丈夫です。途中でやめてもなにも問題はありません。休みやすみおこなっても一定の効果は得られます。
ですが、なぜ引き寄せをするのに疲れてしまうということが起こるのでしょうか?
その理由と「引き寄せ疲れ」の回避法をご紹介します。

引き寄せをやめたらどうなるの?

引き寄せの法則をやめたからといって、そのせいでなにか起こるということはありません。
そもそも引き寄せ現象は常に起こっています。だれもが意識するしないにかかわらずなにかを引き寄せているのです。
その引き寄せの力をいい方向に向けるのが引き寄せの法則のノウハウです。
なので厳密にいえばやめるもなにもないということになります。

引き寄せは魔術の儀式ではありません。まじないやのろいではありません。宗教とも違います。なんの誓約もありません。もちろん代償も必要としません。

積極的にイメージング(ヴィジュアライゼーション)することをやめたとしても、これまでにしてきたイメージの効果は継続します。引き寄せにはタイムラグがあるからです。
むしろ、やめたあとで願いが叶うことはよくあります。願望は無意識化されたとき叶います。意識しているうちは潜在意識に入っていないのです。願う → やめる → 忘れる → 無意識化してはじめて効果が表れることも多いのです。

積極的な引き寄せをやめたあと、悪いことばかり考えるネガティブな人になってしまえばとうぜん、それなりに悪いことが引き寄せられてくるでしょう。
ですが一度でも積極的思考の威力を知った人はものごとをポジティブに考えたり、なるべくいいほうに考えるくせがついているものです。
なので引き寄せを学んで一定期間実践していた人が完全な不運体質にもどってしまうということはまずないでしょう。

疲れたら? 休みたいときは?

引き寄せに疲れたときはいつでも休むことができます。
休んでもこれまでに実践してきた引き寄せの効果は持続します。
自転車と同じでこぐのをやめてもしばらくは進みます。

そもそも、なぜ引き寄せに疲れてしまうのでしょうか?

  • 考えたことがすべて現実になるという不安
  • いいことだけを考え続けなければいけないという強迫観念
  • 常にいい気分でいなければいけないという義務感
  • イメージをコントロールし続けることのむずかしさ

これらが考えられる原因です。これでは疲れるのは当然です。考え方を変えましょう。

まず「考えたことがすべて現実になる不安」ですが、潜在意識にはストッパー機構があるので、少し思い浮かべただけで望んでいないことまで実現してしまうという心配はありません。

「いいことだけを考えなければいけない」。それはそもそも無理です。
日々生活していれば気分のゆれはだれにでもあります。ストレスもあります。つい思い出してしまう嫌な思い出もあるでしょう。いいことだけを考え続けるのは不可能です。
そういう心の当たり前をまずは受け入れる。そのうえでいいことを考える時間を少しでも増やせればそれでいいのです。
人の心の仕組みにさからって思考をコントロールしようとすれば苦しくなるのはとうぜんです。

それと同様の理由で、「いつでもいい気分でいる」のも無理です。
嫌な気分になることが世の中にはたくさんあります。そういう現実を受け入れたうえで、なるべくいい気分を選んでいくのが大切なのです。
本当の意味での前向きな思考は、嫌な気分を受け入れることから始まります。

心に浮かんでくるイメージを完全にコントロールできる人もいません。
人間の脳は想像を意思でコントロールできるようにつくられていないのです。
自動的に心に浮かぶイメージは悪いこと、嫌なことであることが圧倒的に多いのが自然です。これは危険を避けるための警告として脳にそなわっている機能だからです。
なので、イメージを完全にコントロールしようとすれば疲れて当然なのです。
疲れないためには、イメージをコントロールするのをやめる。そして無理なくいいイメージができるタイミングをリラックスしてつかんでいけばいいのです。引き寄せ体質になれるのは自然にいいことを考えられるタイミングがつかめたときです。

このように、人間の心、脳の当然に逆らおうとすると疲れるのは当然というわけです。
逆にその事実を受け入れた上で引き寄せに取り組むと、自然と前向きになれる時間が増えていきます。
疲れるやりかたをする必要はありませんし、休みやすみでも大丈夫なのです。
  

もう一度引き寄せの法則を始めるときに気をつけたいこと

引き寄せを宗教化しない

引き寄せのノウハウを宗教のように信じて取り組む人がいます。しかしニューソート思想作家ウィリアム・A・アトキンソンが言うように、必要なのは自発的に学ぶ積極性であって一つの教えを信奉することではないのです。

引き寄せのノウハウを一つの教義として妄信するとなるとやめるのがこわくなるという心理も納得できます。
ですが引き寄せは宗教ではありません。神秘的なムードにひたっていたほうが効果がありそうな気がしてしまいますが、もっとカジュアルに付き合っていいメソッドだと思います。
本当の真理は日常の当たり前のなかにこそ発見できるものです。重厚な教義のもとでは宇宙の真理も見つからないでしょう。そこにあるのは“雰囲気”だけです。

カリスマにコミットしない

引き寄せの宗教化の原因となるのがカリスマにコミットすることです。
この分野にはカリスマが出てきます。プチ教祖が生まれます。そういう人とブログやSNSでコミュニケーションをとりながら学ぶと、ある思想が宗教化します。
疲れてもやめられなくなります。“教祖さま”に申し訳ないという気持ちが出てきてしまうからです。
学ぶときは冷静に、「誰が言ったか」よりも「何を言っているか」を吸収していくことが大切です。

いろいろな分野の知識を得る

引き寄せを宗教化しない、カリスマにコミットしない。それは自発的に思考する人になるということです。
そのためにはいろいろな分野の知識を得て、さまざまな思想に触れることが役立ちます。

心理学、脳科学、量子力学を学んで神秘主義を科学的な視点から眺めてみるのもいいですし、伝統的な安全な宗教について学び、それぞれの教えの共通点をさがしてみるのもいいでしょう。
そうやって知識を深めていろいろな角度からものごとを見ると「真理らしいもの」が抽出されてきます。
より古典的な学問に触れれば、現在流行しているスピリチュアル思想の“元ネタ”になっているものがなにか分かります。そこまでくるとカリスマプチ教祖に心酔するということもなくなります。冷静にあらゆる教えのいい部分だけ吸収できるようになりますし、自分に合うオリジナルのノウハウを生み出していくこともできるようになります。
そうなると一つの考えや教えにとらわれて疲れるということもなくなります。

引き寄せに疲れて休みたいと感じたときは、別のジャンルを学ぶことで精神や思考をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
同じジャンルのなかで“ジプシー”するのとは違い、幅広い知識は確実にあなたの世界を広げ、思考の力を格上げしてくれるはずです。

-引き寄せの法則をより深く理解するために