「ポジティブ疲れ」とどう向き合うか

2017/05/19

mentaltired

いつもポジティブ思考では疲れる

 ポジティブ疲れは、燃え尽き症候群に近い。
 期待しても期待通りにならないもどかしさ、努力しているのに成果が出ない徒労感……
 「信じれば叶う!」と熱くなった気持ちも、結果が出ないうちに冷めてくる。「もっと強く思えば叶う」そう言われても、もう十分がんばったあとでは徒労感に勝てなくなる。

 「ずっと思い続けなければ叶わない」と何かで読んでも、あまり真に受けすぎないようにしよう。特に、「ずっと」という部分の解釈を間違えないように。
 長いスパンで考えれば、1つの願望を信じ、祈り、思い続けることはできる。けれど短いスパンでは、ポジティブになったりネガティブになったり、波があるものだ。
 もしずっとポジティブでい続ける人がいるとすれば、それは病気だ。病気で過度にポジティブになっている躁病者でさえ、いつかは鬱に落ち込む。

 ポジティブ100パーセントでいられる人間はいない。脳はそういうふうに作られている。
 祈りの力で奇跡を起こしたマザーテレサでさえ、ときにはネガティブになり、自身の日記に不安を綴っている。
 大事なのは、100パーセントポジティブでいることではない。ネガティブになる瞬間があることも受け入れた上で、1%でもポジティブでいられる“瞬間”を増やすことだ。

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ポジティブは一時停止→再生が大事

 大事なのは、中断しても、また再開すること。
 中断することと、投げ出してやめてしまうことは違う。
 つまづくことは誰にでもある。立ち止まってしまうことも。失敗で落ち込むのも健康な心のはたらきだ。
 中断することは悪くない。悪いのは、再開しないこと。

 “ずっと”ポジティブでいなくても、ポジティブでいた“瞬間”が積み重なれば、あなたは確実に前に進める。
 映画のDVDを観るときのように、一時停止しても、また途中から再生すればエンディングまでたどり着く。
 問題は中断することではなく、投げ出してしまうことだ。

 だから、ネガティブになるときはあなたの人生の目標をいったん置こう。背負っていた荷物をおろして、いったん休もう。
 いっときでも手をはなしてしまえば叶わなくなるのではないかという不安も、いっしょに置こう。
 いったん心の荷物をおろせば、疲れがとれて、またポジティブに転じてくる。そしたらまた目標を背負い、少しだけ進む。また疲れたら置けばいい。
 繰り返しているうちに、ポジティブとネガティブが交互に来るということを体感できると思う。その感覚を憶えておいてほしい。いっときネガティブになっても、またやる気が満ちてくる瞬間が必ず来る。
 

「心の温度」と「思考の温度」を合せる

 ポジティブ思考を習得するということは、「思考の温度」を上げる術を覚えるということだ。積極的な考え方とはつまり、温度の高い思考だ。
 しかし「心の温度」のほうはどうだろう。生きている人間の心の温度は? 上がったり、下がったりしているものだ。
 「思考の温度」と「心の温度」が合わないとき、ポジティブ疲れが起きるというわけだ。

 だから、心の温度をチェックして、思考の温度を調節してやれば、ポジティブ疲れはふせげる。心の温度を高めた上で、また積極的な考え方が持つパワーを活かすこともできるようになる。

 心の温度を調節するためには、あなたが達成しようとしているいちばん大事な目標から、少しだけ離れてみるのもわるくない。
 心のエネルギーが回復してくれば、また願望に向かう気持ちが沸騰する水のように心を逸らせる瞬間が来る。
 心の温度に合わせてポジティブ度を調節していけば、積極的思考のパワーを最大限に活かすことになる。

心の温度を自然に上げる方法

 休むことでエネルギーが充填されるのを待つのもいいが、何かいつもとは違ったことをやってみると、心の温度を自然に上げることができる。
 夢の実現のための活動に疲れたときは、何かあなたが楽しめる他の活動をしてみよう。
 他の活動に夢中になって心の温度が上がってくると、いつのまにかまた夢のための活動のほうにも熱が戻ってくる。
 心は1人に1つしかないので、その熱はあらゆる活動に共有されているのだ。
 だから、1つの活動で疲れたら、別の活動で心の温度を上げてやれば、またメインの目的に対しても積極的になれるというわけだ。
 こうして「今、前向きになれること」を上手に見つけて、ポジティブでいられる“瞬間”を増やしていこう。

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