上手に現実無視する方法

現実無視して潜在意識を活用する女性

潜在意識で理想の現実を創りだすにはいかに現実を無視するかが重要です。
現状にとらわれずに望みが叶った状態を思い描く必要があります。

しかし、目の前にある現実を心から追い払うのは難しいことです。

どうしたら上手に現実を無視できるのか、その方法を考えていきましょう。


失敗しない現実無視の法則

理想8 : 現実1 : 疑い1

上手に現実を無視するには思考をこのバランスで調整します。

【理想8 : 現実1: 疑い1】

pie-chart

  • 実現したいことが叶った世界のイメージが8割。
  • 変えようのない現実を認めること1割。
  • 理想と現実、その両方の世界を疑う気持ち1割。

人間の心の仕組みを考えるとこのバランスで思考を調整したときもっともコントロールしやすい状態になります。

どうして「理想100パーセント」にしないの?

なぜ完全に信じる(理想100パーセントにする)必要がないのでしょうか?

現実を“完全に”無視しようとするとかえって無視したいことに意識が集中してしまうからです。
忘れようとすればするほど、考えないようにすればするほど、そのことが頭のなかで大きくなります。
それが人間の心理、脳の仕組みです。

とはいえ、変えるべき現実に思考を飲みこませるわけにはいきません。

そこで、10パーセントだけ変えようのない現実をありのままに認めておきます。
心のどこかで、少しだけ受け入れるのです。

そうすれば、もうそれ以上、あなたの頭の中で消したい現実の存在が大きくなることはありません。

なぜ10パーセントだけ疑うの?

さらに、思考の中に1割だけ疑う気持ちも入れておきましょう。

なぜかと言えば、100パーセント信じようとしてもかならず疑いの気持ちがわいてくるからです。
それは心理学的・脳科学的に避けられないことです。

この現実は本当に現実なのでしょうか?
イメージはほんとうに現実化するのでしょうか?
現実と理想、2つの世界への疑いを、あえて少しだけ持っておきましょう。

疑う気持ちが優勢にならないように、あらかじめ10パーセントだけ配合しておきます。
そうすれば疑いはそれ以上広がることがありません。

関連イメージングのとき悪いイメージが出てきてしまう場合

完全に現実無視できなくても叶う

現実と疑いを10パーセントずつ理想のイメージにブレンドする。それが現実を上手に無視するコツです。

「完全に(100パーセント)信じることができなければ叶わないのでは?」

といった疑問がわいてくるかもしれませんが、理想のイメージを思い描く時間のほうが多くなれば叶います。
そもそも完全に100パーセント思考をコントロールできる人間はいません。脳の機能からして無理なのです。

大事なのは思考のバランスです。
第二の脳と言われる腸内環境でさえ善玉菌だけでは健康ではなく、悪玉菌と日和見菌も含めたバランスで保たれています。
脳内環境(思考)も善玉、悪玉、日和見のバランスが大切なのです。

「今、この瞬間」を生きることが理想実現につながる

現実無視の本当の意味

そもそもなぜ上手に現実無視できると願望が実現するのでしょうか?
ひとつの理由は、いいイメージに集中できるからです。

しかしその本当の効果は今この瞬間を生きることができるようになることです。

ただ現在のみ、今この瞬間のみに集中して生きることができればかならずあなたは理想を引き寄せることができます。

「現実」の正体

私たちが無視すべき「現実」の正体とはなんなのでしょうか?

たいていの場合、ネガティブな感情をともなって心を支配する「現実」とは、過去のことか未来のことです。

私たちはいつも変えられない現状に悩んでいるような気がします。
しかし本当は、過ぎてしまった過去とまだ来ていない未来のことを、現在に引っ張り込んで悩んでいるのです。

「現実」として心に抱いている問題は過去のことか未来のこと。なので今この瞬間を生きることができるなら、現実は無視できます。
もっとも上手に現実を無視する方法は、いつもそのとき、一瞬、1日だけを見つめて生きることです。

やさしき道しるべの光よ
ゆくすえ遠く見るにあらず
よろめくわが歩みを守りて
ひと足 またひと足 ただひと足先だけを照らしたまえ ――讃美歌より

引き寄せ的現実無視の方法

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