「引き寄せ」2つの大別 それぞれのメリットとデメリット

2017/05/19

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 引き寄せの法則の流派を2つに大別。
 それぞれの特徴、良い点、悪い点を考察。
 あなたに合った引き寄せ法を選ぶ参考に。

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心の科学としての引き寄せ

特徴

 「こう考えれば、こうなる」
 「こういう行動をしたら、こういう結果になる」
 このような思考を現実化するための法則をロジカルに体系化したのが、心の科学としての引き寄せの法則だ。
 心理学や哲学にかかる領域でもあり、認知行動療法の民間療法版と言うこともできるだろう。

 自己啓発のジャンルの中で、特に心の力の使い方にフォーカスしたものから派生した。
 引き寄せの源流であるアメリカの自己啓発の古典的名著は、キリスト教的な「Believe」の思想に根差しているものが多いため、精神のはたらきによって現実を変えていくためのノウハウが発達した。

 書籍やネットの記事では、文語体でロジカルに解説されているものが多い。
 カリスマ的指導者の威光に依らず、内容重視で純粋に学究的な性質がある。

良い点

 科学的な思考の力の活用法は、問題解決のために実用的だ。
 思考法や視点、行動を変えることで現実を変えていくためのノウハウなので、現実的な問題に対して即効性がある。

 また、人間の心理や世界の法則について深い洞察を得ることができる。
 精神と現象のパターンを根本から理解できるので、応用の幅が広い。

 結果、物事を歪みなく正しく観察することができるようになる。
 破滅的な楽観主義ではなく、建設的なポジティブシンキングができるようになる。

悪い点

 論理的な思考現実化法の悪い点は、方法論に走りすぎて、人間の理解を越えた力もあるということを忘れがちになることだ。
 精神や宇宙には認識できない領域があることを忘れてしまえば、より大きく成功するために欠かせない信じる力を活かせなくなってしまう。

 聖書から最新書籍にいたるまで語り継がれている方法だが、派生するほど解釈が偏っていく。その偏った枝葉の思想を信奉してしまうと、あなたの思想も偏ってしまうので注意したい。
 この分野が盛んなアメリカでは、自分の理論に名前をつけてオリジナルの学問として売り出すことが文化となっている。そのため、「法則」が源流から支流へと伸びていくときに似非科学が生まれてしまうのだ。

 理論を理解することが目的となってしまい、行動することがおろそかになってしまうのは、優れた思想の副作用だ。
 自己啓発にありがちな、気分だけ盛り上がって行動はしないということにならないように、理論と実践のバランスを取る必要がある。

科学的引き寄せが有効な願望

 論理的な引き寄せは、仕事、ビジネスの成功のために有効だ。
 引き寄せの源流となった古典的な成功法則は、ビジネスの成功を目的として発展したものが多いからだ。
 セールスなど一般的なビジネスに限らず、芸術やスポーツ、勉学など、大きな目標や計画達成のために活かすことができる。

 精神的な問題を抱えている人や、コンプレックスで人生が上手くいかないと感じている人にとっては特効薬となる。
 人間理解を深め、心の仕組みについて理解していけるからだ。

 人間関係など、人生の問題への対処法として効果的に応用することができる。
 人間や世界の法則について知れば、物事を冷静に正しくとらえて対処できるようになる。
 人生の問題に突き当たり、打開策を探しているような人におすすめだ。場当たり的な対処法ではなく、根本的な部分から人生の問題への対処法が学べる。

スピリチュアルとしての引き寄せ

特徴

 超科学、超自然的現象としての引き寄せの法則。
 「なぜ、そうなるのか」という部分を理解することは目的とせず、「なぜ」の部分はすべて「オーラ」や「波動」、宇宙、魂、前世や運命、心霊など「目に見えない力のはたらき」として扱う。

 つまり、思考現実化プロセスの「結果」の部分のみを扱う分野と言える。
 この点で、占星術や易学といった占いとまじわる分野であり、ヒーリングなど霊感による施術とも融合し派生しているジャンルだ。

 書籍やネットの記事では口語体で語りかけるように解説されることが多く、文章の余白が以上に多いことが特徴。
 内容よりも、「誰が言ったか」という部分が重視される。そのため有名人がメッセンジャーに、あるいはメッセンジャーが有名人として活動しているパターンが多い。

良い点

 教えがシンプルなので見えない力を信じることが簡単になる。むずかしい理論の理解に苦労することなく、素直に聞きしたがうことで一定の効果が期待できる。
 カリスマ的な有名人が説くことが多いので、その人のことを気に入っていれば素直に信じることがより簡単になる。
 結果として、信じることの力を引き出しやすいと言える。

 超科学、超自然的な壮大なメッセージに身をゆだねることで、現実的な悩みを「偉大なる何か」に丸投げして、肩の荷を下ろしたような癒しを得ることができる。

 自分の力ではどうにもならないようなことにたいして、とりあえずの答えのようなものを提示してくれる。
 策を弄するより流れに任せたほうが上手くいくことも多い。どうにもできない部分を不可視の力に任せてしまうことで解決する問題もある。
 

悪い点

 現実的で具体的な問題にたいしては活用することがむずかしい。
 メッセージの内容が薄く、ぼんやりとしているため。
 論理的な説明や、科学的な根拠の代わりに「波動」「オーラ」「神さま」といったスピリチュアルなワードを使ってお茶を濁してしまうことが多い。
 それら人智を超越した力についてあらゆる視点を持って理解している人が語ることには説得力があるものだが、相談者にたいして、よく分からないことがあったときにとりあえずスピリチュアルらしいことを言っておけばいいと思っているカウンセラーが多いのが実情だ。

 こうした似非スピリチュアリストが多いことはこの分野の悪い点だ。
 彼らはなぜぼんやりとした内容を語るのか? 誰にでも当てはまることを言えるからだ。誰にでも当てはまりそうなことを言えば、「私のことだ!」「どうして分かるの!?」と思わせることができる。これは伝統的な商売占い師の手口だ。

 有名なスピリチュアリストは、芸能事務所の演出でそういうキャラを演じている場合や、広告業界のバックアップで広告塔としてお金のために「作られる」パターンが多い。
 当然、なかには素晴らしいヒーラーやカウンセラーもいるので、「有名な人が言うことだから」と鵜呑みにせず、自分で考えて判断することが大切だ。

スピリチュアルとしての引き寄せが有効な願望

 恋愛や結婚にたいしては有効な手段となる。恋愛はロジックよりも感情の部分が強い分野だからだ。
 人間同士のつながりには「気」ともいうべき観察しきれない分子の交流のような部分、言語化しきれないコミュニケーションの要素、出会いの偶然性など、科学的には説明しきれない部分が多い。

 お金についても有効だ。経済は「見えざる手」によって動かされているというように、お金の流れは思考では読みきれない動きをするもの。
 金運を上げることに関してスピリチュアルの力はあなどれない。
 特に「思いがけない臨時収入を手にした」というような引き寄せ成功例は多い。

 健康の問題についても有効だ。「病は気から」というのは正しい。聖書の中だけでなく、現代においても奇跡的な治癒は日常的に起こり続けている。
 ちょっとした不調から大病まで、精神が肉体に与える影響は計り知れないものがある。健康は、「信じる力」がもっとも効果を発揮する部分と言える。
 しかし、弱みにつけ込む心霊療法士には気をつけよう。

2つが合わさったとき、力が生まれる

 科学と心の力。両方が組み合わさったとき、最大の力が発揮される。
 法則を理解して行動すること、そして人智を超えた力の存在も受け入れて行動することで成功できる。

 哲学者も科学者も、神の存在を識っている。スポーツ選手のような実力と結果の世界に生きている人や、外科医など、「人間にできることの限界」を突き詰めた人たちは皆、人智を超えた何かがあることを認めざるをえなくなる。

 理論と実践。考える力と信じる力。両方が組み合わさったとき、思考は現実化していく。
 見えるものと見えないもの。両方を認めたときに、真実が見える。
 どうにもならないことは「何か偉大な存在」にゆだね、どうにかなることに全力を尽くしたとき、自分と世界が変わっていく。

科学的な引き寄せをする人は、目に見えないものの力も活かそう

 「小金持ちは占いを信じないが、大金持ちは占いを利用する」というように、見えないものの力も実用してしまえばいい。
 いくら計画を立てても予定通りにはいかないものだし、一生のうちに宇宙の真理を知り尽くすことはむずかしいだろう。
 そのどうにもならない領域を、神や何かの存在で、「とりあえずの答え」として埋めておく。そうすれば、今やるべきことに集中できるようになり、ただ理詰めで行動するよりも早く、大きく成功することができるようになるだろう。

スピリチュアルな引き寄せをする人は、自分でも少し考えよう

 だれか有名な指導者が言うことだけが絶対だと思ったら、それはただの新興宗教だ。
 たしかに有名な人が言うことは信じやすい。偉い人が言ったことを鵜呑みにするのは、自分で考えるより楽だ。
 しかし、盲目的に信じた末に、その人がただ商売のために教えているペテン師だったと気づいたとき、失っているものは大きい。
 「誰が言っているのか」ではなく、「何を言っているのか」を考えよう。キリストだろうと仏陀だろうと、往年の賢者たちの言葉だろうと、アメブロの有名人が言ったことだろうと、大事なのはその中身だ。カリスマの威光に従うのではなく、自分で教えをかみ砕いて飲み込む「心の咀嚼力」を鍛えよう。

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